ありさ エゴイストな春 同時絶頂は望むところ

【第5話】

トオルとどれほどの間交わっていたのか、ありさには思い出すことができなかった。
それほどに、ありさは激しく濃密な快楽を体感していた。
その頃、ありさはトオルの上で腰を振っていた。

「イキそうっ……☆★」

春のつむじ風が吹き荒れるような行為の中、ありさはそんな喘ぎを漏らしていた。
眩しい閃光に全身が包まれ、かつて味わったことのない迷路に、ありさはその時迷い込んでいた。
素直に快感を告白し、ありさは自ら蜜唇を突き出すように腰を振った。

「あぁ、もう……もう、ダメ……イキそう、イキそう、もうイキそう……☆★」

泣き出しそうな声を奏でトオルの胸にもたれかかるありさ。
ありさに呼応するかのようにトオルは、

「イク……あぁ、気持ちいいっ……イクよ、あ、あぁ……好きだ……っ」

彼の言葉は、うわごとのようになっていた。
こんなときに好きだと言ってもらえるのは、嬉しい。
絶対に嘘ではないだろうから。
ありさはそう思った。

深く繋がりながら、トオルの首にしがみつく。
トオルのモノが、一段と硬くなり中でどくんと脈打った。

「ううっ……うううっ……おおおっ!」
「ああっ……イク……イッちゃう……あ、あ、あぁぁぁ……☆★」

二人はほぼ同時に頂上に向かって駆け上がる。
ありさは身体をピクピク痙攣させているが、トオルはまだ名残惜しそうに腰を動かしている。
スキンを着けているから最後の一滴までありさの中で搾りだすつもりらしい。

「あ……あぁん、ダメ……イッちゃうよぉぉぉぉぉ……!☆★」

達したありさはトオルの胸に顔をうずめたままピクリとも動かない。
ひたすら余韻に浸っているようだ。

「ああ……気持ちよかったぁ……☆★」
「僕もすごくよかったよ」
「ねぇ、トオルさん、二つ目の体位は何ていうの? 身体が宙に浮くような不思議な感じがしたよ☆★」
「ああ、あれはね、友達から借りたDVDにあった体位で、次回エッチするときに必ずしようと思っていたんだ」
「へぇ、そうなんだ。てことはトオルさんにとって私が初チャレンジの女の子?☆★」
「うん、ありさちゃんだけの体位にするつもり」
「ええっ?私だけの体位?☆★」
「ねえ、ありさちゃん、僕と付き合ってくれる?」
「うん、私でよければ☆★」
「やった~!ありがとう~!」
「それで、さっきの続きだけど、あの体位、名前はなんて言うの?☆★」
「何でも『抱き上げ』っていうらしい」
「へえ、そうなの☆★」
「ありさちゃん、肘立て伏せみたいな体勢になってたけど、腕だるくなかった?」
「うん、だいじょうぶ。だってフィットネス通ってるもの☆★」
「それで、そんなに身体が引き締まってるんだね。めちゃカッコいいもの」
「ありがとう。トオルさん、大好き~☆★(チュッ)」

ありさはトオルのほっぺに軽くキスをした。

「それに……」
「なに?☆★」
「身体もよく締まってるけど、アソコの締まりもすごかったよ。早くイキそうになったけど、耐えるの必死だったよ」
「我慢しなくてもイキそうになったらイッたらいいのに。2ラウンドすればいいんだし☆★」
「わお~、嬉しいこと言うね。じゃあ、すぐに2ラウンド始めようか?」
「あはは、せっかちね。その前にケーキタイムしようよ☆★」
「あっ、ありさちゃんが買ってくれたケーキを食べなくては」

ありさはトオルの胸に頬を寄せて甘えた。
ありさの甘い香りがトオルの鼻腔をくすぐる。
トオルもやさしくありさの髪を撫で、そっと抱き寄せた。
それから熱いキスが始まったが、二人とも離れようとしない。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

それから1週間が経った。
ありさはトオルに手料理を振る舞う約束をしていた。
彼氏に手料理を作るのは、女性にとって大きなイベントなのだ。
ありさが作った料理はオムレツだった。
滅多に自炊をしないトオルは久しぶりに味わう手料理を大いに喜んだ。

「ありさちゃんって意外と料理が上手いんだね」
「なんだって~?意外とってどういう意味よ。聞き捨てならないな~。もう次は作ってあげないもんね~☆★」

ありさのほっぺをプゥ~と膨らませた。
その表情がやけに可愛いとトオルは思った。
トオルはすぐさま謝った。

「いやいや、ありさちゃんは学業のかたわらにモデルさんをやってるし、忙しいだろうと思ってね。それに、かなりの美人なうえに、ファッションがかなり派手系だろう? 男から見ると、派手で美人な子って料理を作らないように思ってしまうんだよ。ごめんね、勝手にそんなこと思い込んでしまって」
「それって喜んでいいのか、どうなのか。まっ、いっか~。美人って言ってくれたから許す!☆★」
「ほっ……」
「ただし!☆★」
「ん?」
「この後、エッチで私を必ずイかせること☆★」

トオルはありさの条件を聞いて手を叩いて笑い転げた。

「くすん……そんなに大声で笑うことないのに……☆★」
「ごめんごめん。つい可笑しくて。さあ、ありさちゃんの手料理をいただこうか。いただきます!」

野々宮ありさ

 
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この作品は、愛と官能の美学 Shyrock様から投稿していただきました。
画像(ありさ嬢)も 、Shyrock様のご好意によりお預かりしたものです。
尚、著作権は、愛と官能の美学 Shyrock様に属しております。
無断で、この作品の転載・引用は一切お断りいたします。

 

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