ありさ エゴイストな春 ありさの縦線

【第2話】

今後ふたりが付き合うかどうかは初デートで決まる。
トオルは店を事前に予約するなど段取りもよく、当日はありさのことをもっと知りたいといい積極的に話しかけてきた。ありさに好意を抱いていることが一目で分かった。
ありさもまた「トオルくんってもてそうだよね」「とってもオシャレなんだね」等と積極的に褒め言葉が飛び出し、さらには「今、彼女いるの?」とズバリ聞いてきた。これはかなり脈ありのパターンだ。
二人の口から「楽しいね」といったプラス言葉も飛び出し、どちらからも「もう帰ろう」という言葉がなかなか出ない。
食事の後、バーに寄って帰りが遅くなってしまったが一回目のデートは大成功に終わった。

その夜、すかさずトオルからLINEが入った。

『ありさちゃん、今日はありがとう!すごくすごく楽しかったよ!また行こうね!』

短い文言だがトオルの思いが十分に滲み出てる。

『私の方こそめちゃ楽しかったよ!☆★また行きましょう!☆★』

その後すぐに2度目のデートが訪れた。
でもトオルから告白もなければキスのタイミングもなかった。
ありさは思った。

(ソフトそうに見えるけど、やっぱり生真面目な人? 初デートでホテルに誘ってくる『カラダ目当てが見え見え男』が過去いたけど、むしろトオルが紳士だよね)

そして3度目にありさはトオルのマンションに誘われた。都内のワンルームに住んでいるという。
黒のカットソーとチェックのラップスカートといういでたちで颯爽とマンションに向かうありさ。

トオルはふだんあまり掃除をしないが、今回ばかりは前日から懸命に行なった。
床は塵一つないようにピカピカに磨き込んだ。
ありさのために地元で有名なケーキ屋さんまで行きケーキを二つ買った。
だけどありさはモデルをしているので食べないかもしれない。

「わ~い、美味しそう~☆★いただきます~☆★」
「ほっとしたよ。ありさちゃん、もしかしたら食べないかもしれない、やばい物買ったかな?と思ってたんだ」
「よく食べてよく運動をするのが、私のモットーだから☆★」
「ありさちゃん、スタイルいいものね」
「ありがとう~☆★でもそんなに痩せてないよ」
「よくいうよ。かなりスリムじゃない」
「私ね、『ゆる腹筋女子』を目指しているの☆★」
「『ゆる腹筋女子』ってなに?」
「モデルだけじゃなくて、世間の女の子は今、こっそりとお腹を鍛えてるの知ってる?☆★」
「いや、知らない。腹筋を鍛えるっていいことだよね」
「でもね、バキバキに割れた腹筋……じゃなくて、お腹にすっと縦線が入った『ゆる腹筋』が目標なの☆★」
「バキバキよりも柔らかい感じだし、より女性的な感じがするよね」
「そうなの☆★それを目指しているの☆★ただ痩せているだけじゃない、引き締まった身体、それが『ゆる腹筋』なの!☆★」
「かなり引き締まってるように見えるけどね」
「少しだけ縦線入ってるよ☆★」
「縦線って聞くと、別の縦線を想像しちゃうなあ」
「トオルくん、意外とエッチなのね☆★」
「意外じゃなく、正真正銘エッチだよ。じゃあ、お腹の縦線ちょっとだけ見せてくれる?」
「いいけど、ちらっとだよ☆★」
「うん、ちらっとでいい」

ありさはカットソーの裾をほんの一瞬だけたくし上げた。
細くて白い腹部が少しだけ覗けたが、腹部の縦線まではよく見えない。

「そんな一瞬じゃ分からないよ。ちゃんと見せてよ」
「でも恥ずかしいなあ☆★」

初めはもじもじしていたありさだったが、今度は観念したのか、裾をたくしあげるとそのまま下ろさなかった。
 
「おおおっ!ありさちゃんって肌が白いね。それにウェストめちゃ細い」
「ねえねえ、どこを見てるのよ。お腹の縦線を見るんじゃなかったの?」

鍛えているだけあって、ありさの腹部にはくっきりと美しい縦線が走っていた。
今のありさの状態はまるでへそ出しコーデを間近で見ているようで、コケティッシュな魅力に溢れていた。

「へえ~、きれいに縦線が走ってるね」

じっくりと女性の腹部を眺めることなど滅多にないトオルは、つい見惚れてしまった。

「そんなにじっっと見つめられたら恥ずかしいよ☆★」
「ねえ、少しだけお腹を触ってもいい?」
「うん、いいけど……☆★」

トオルはありさの腹部に手を伸ばした。

「どう……?硬い?☆★」
「うん、見た目は柔らかそうなお腹だけど、触ってみると案外硬いね」
「でしょ?☆★」
「うん……ありさちゃんのお腹を触ってたら、急に気分が高揚してきた」

トオルはカットソーの腹部から潜り込ませた指を、さらに胸元まで滑り込ませた。

「えっ……うそっ!?☆★」

野々宮ありさ

 
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この作品は、愛と官能の美学 Shyrock様から投稿していただきました。
画像(ありさ嬢)も 、Shyrock様のご好意によりお預かりしたものです。
尚、著作権は、愛と官能の美学 Shyrock様に属しております。
無断で、この作品の転載・引用は一切お断りいたします。

 

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