衣葡林 長安乱れ花 鍼の悦楽地獄

 

【第6話】

今しがた、純潔を奪っておきながら、この上何をしようというのか。
何をされるのか分からないときには恐怖が生まれる。
恐怖から逃れるために人はあれこれ考える。
考えれば考えるほど悪い方向へ思考が向く。
そしてさらに恐怖は強まる。
まさに未知は恐怖のスパイラル。
囚われた者にとって未知は恐怖でしかないのだ。

「あまり怖がる必要はないですよ。私がほどこす鍼はほとんど痛みがありませんからね。いや、むしろ、気持ちよくなると言っておきましょう。ひっひっひっ」

語り終わると、鍼師は一本の鍼を衣葡輪の左の乳頭に刺しこんだ。
チクチク、チクチクと鍼師は時間をかけて微妙な力加減で刺し込んでくる。

「うっ……」

鍼師の言葉どおりほとんど痛みはなかったが、むず痒いような感覚とわずかな熱感を覚える。
右の乳頭にもゆっくりと刺しこまれていく。
董卓はその様子を楽しそうに見ていた。

「鍼の薬が少し効いて来たようだな。眉など歪めおって、その切なそうな表情を見ていると、わしはまた元気になって来たぞ。がっはっは~」

鍼師は刺し終わると、鍼の端を指で軽くピンと弾いた。
衣撫林は乳頭に痺れのような感覚と、身体全体が妖しげな感覚に包まれた。
やや乱暴に鍼をグリグリと廻し始めると、

「あぁ……」

乳房を何やら猫の舌で舐められるようなくすぐったさが生じる。
そしてズキンズキンと拍動し始めた。

さらに鍼師は手に鍼を持つと、柱に縛られている衣撫林の足元に屈み込んだ。
彼の目の高さに、褐色の淡い繁みがあった。
衣撫林の繁みをかき分けると、木の実を探り出した。
その在処を見つけると、実を覆う皮をゆっくりとめくり始めた。
二、三度指で撫でながら、鍼をゆっくりと刺し込む。

「ひやぁ……」

さきほどとは違う妙につややかな声をあげる衣撫林。

「ひっひっひ……衣撫林様、感じるのは少々早過ぎますぞ」

木の実に刺した鍼はそのままで、さらに下方の花びらを指で広げ、鍼を刺し込んでいく。
一本にとどまらず、二本、三本……

痛みは感じないものの、恐怖で顔が引きつる。

「ああぁ……いやぁ、そんなところに刺さないでぇ……」

すべての鍼を刺し終えた鍼師は董卓に報告する。

「閣下、衣撫林様の急所八か所に鍼を刺し終えました。まもなく薬の効果が現われ、身体中の穴という穴から汗が噴き出し、腰をよじり、切なき声をあげることでしょう。四川の塗り薬とは比べ物にならぬほど長時間の効果が期待できます。閣下が、衣撫林様のいずこの肉に触れても、火が点いたように泣き叫び、早く欲しいとせがんでくることでしょう。すべては閣下の意のままにございます。ひっひっひ……」
「そうかそうか、ご苦労であった。下がって良いぞ」
「では私めはこれにて失礼いたします」

鍼師が帰ると、董卓はすぐに衣撫林の拘束されている身体を撫で回した。
乳房、腰、尻、太股、脇腹と……
するとどうだろう。
衣撫林の身体中の皮膚からおびただしい汗が滲み始め、つやっぽい声を奏でた。

「あぁ、もう、もうだめ、もうだめです……あぁ、もう……」
「ん? どうしたのじゃ? わしの物が欲しいのか? はっはっは~」
「いり、いりません……、あっ、でも……もうだめですぅ……」
「かなり効いて来たようじゃな。ぼちぼち鍼を抜いて、代わりにわしのマラを咥えさせてやるとするか。がははは~」

董卓は鍼をゆっくりと抜き、愛撫もほどほどに、衣撫林の片足を抱え上げると一気に立位で貫いた。
抵抗する意欲も衰え、徐々に『西域の媚薬』の効果が現れてきた衣撫林は、すでに董卓のなすがままであった。
さきほどまでの楚々たる姿は今はなく、まるで情欲の権化かと勘違いするほどのみだれようであった。
渓谷からは聖なる蜜が太股に伝うほどに激しく溢れ、憎き董卓の前だというのに愛人と思わせるほど悶え狂った。
肉壷は董卓の太いいかづちを難なく受け入れ、ヒクヒクとまるで生き物のように蠢動している。
衣撫林は歓喜にむせび、桃源郷への旅路を何度も往来した。
あろうことか悪鬼董卓の前で随喜の涙を流し、大量の愛蜜を流したことは、衣撫林にとっては最大の屈辱であり明らかなる敗北であった。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

その後数日間、昼夜を分かたず董卓は衣撫林を責め続けた。
あまりにも精を出して衣撫林に溺れたあまり、日常の政務にも影響が出るほどであった。
いくら責めても暗殺の指示者を白状しないことが、余計に董卓の怒りの炎に油を注いでいた。

(むむ、しぶとい女め。指示者を早く吐かせなければ、わしの命が危ない。可哀想だが寵愛はもう諦めるしかないか……)

董卓は衣撫林に溺れかけたが、それが身の破滅になると悟り、作戦を変えることにした。
番兵たち数名に対して、地下牢で衣撫林を徹底的に犯すよう指示をしたのであった。
番兵たちは歓喜の声を上げ、早速衣撫林を地下牢に連れて行き、後手に緊縛し、代わる代わる犯し続けた。
中には順番を待ちきれず、衣撫林の菊座まで犯す浅ましい蛮人まで現れた。
また、あぶれてしまってそれすらも適わない者は、衣撫林の小さな口に怒り狂った肉棒を押し込み、欲望をぶちまけた。
哀れ衣撫林の顔や身体は、白濁色の液体にまみれてしまった。
瞳の輝きは消え、生気はなくなり、もう抗う気力すら失いかけていた。

自失ぼう然の衣撫林ではあったが、翌朝、董卓の御前に連行された。
董卓は髭を撫でながら、冷ややかな眼差しで衣撫林に尋ねた。

「衣撫林よ。久しく女と交わっていない男たちばかり集めたのじゃ。飢えた狼のようでさぞや楽しかったろう? ふっふっふ、充分に楽しめたか?」
「くくっ……鬼畜生め……」

衣撫林は眼を吊り上げ董卓を睨みつけ、憎々しげに言葉を吐き捨てた。

 
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