【第3話】
オンゴサマーと言うガーゼ状の下着の感触が珍しかったのか、それとも3メートル向うにいる球への遠慮があったのか、浩一はありさに対し濃密な愛撫は行なうもののなかなか挿入しようとはしなかった。
自分がしていることと同じことをおそらく球も俊介からされているはずなのに、それでも浩一は球を意識してありさへの攻めにかすかな躊躇いがあった。
だがそんな躊躇いや戸惑いも、次第に湿っていく布の感触とありさの悩ましい声に脆くも崩れ去ろうとしていた。
ありさ「あっ、あっ・・・浩一、あぁ、もうダメ・・・は、早く・・・早く触って・・・」
たとえ親友の彼女であっても、ここまで来るともう後戻りはできない。ましてやこれは彼女たちが仕組んだ公然浮気ではないか。
それに耳を澄ますと向こうのソファから球の甘ったるい声が聞こえて来るではないか。
浩一(くわぁ~、球ったらあんな声を出しやがってぇ・・・)
浩一は一瞬イラッとしたが「自分だって同じことをしているではないか」と思い返した。
浩一の心に生じた嫉妬はありさ攻めへのエナジーとなった。
浩一(俊介が球にあんな声を出させているのなら、オレだってありさを・・・)
布越しに蠢いていた指はついにクロッチの隙間から中に滑り込んだ。
ありさ「あっ・・・」
指は大陰唇を通過し一気に亀裂へと達してしまった。
(ヌチョ)
ありさはすでに潤沢に蜜を溢れさせていた。
浩一「もうこんなに濡らしちゃって」
ありさ「やん・・・そんな恥ずかしいことは言っちゃいやぁ・・・」
指は湿地帯を数回なぞった。
(クチュクチュクチュ・・・)
ありさ「にゃんにゃん~、ああぁん~」
浩一はガーゼ状のパンティをゆっくりと脱がし始めた。
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向かい側のソファでは、俊介が仰向けになっている球の下半身に顔をうずめ、丹念に内股を舐めていた。
(ペチョペチョペチョ)
球「あぁ~・・・少しくすぐったい~・・・あぁん、でもそこいいかもぉ~・・・」
球は無意識のうちに自分の指を甘噛みし、押し寄せる快感に酔いしれていた。
(ペチョペチョペチョ)
球とセックスをするのは初めてなのに、俊介の舌使いは実に絶妙であり、痒いところに手が届くようなタイミングのよさがあった。
愛撫は内股からゆっくりと脚の付け根辺りを往来するのだが、そこから先へはやって来ない。
球に「まもなく着そう」と思わせておいて、肝心な所でUターンしてしまう。
そのもどかしさが逆に球の意識を高めていく。
それでも“2歩進んで1歩下がる”のペースで着実にダルメシアン柄パンティへと近づいていた。
ダルメシアン柄の1センチ手前に舌が到達した時に、球はピクリと下半身を痙攣させた。
かなり高揚しているのが分かる。
球(あぁ・・・ついに来るわぁ・・・)
(ペチョペチョペチョ・・・ペチャ・・・)
ついに俊介の舌がダルメシアン柄を捉えた。
舌先は布の向こう側に存在する肉の構造を確認するかのようにうごめいた。
俊介の舌は球の恥かしい箇所の輪郭をゆっくりとあらわにしていく。
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