クロス・ラヴ(第3節) 暗闇の中で

【第9話】

 

球「う~ん、その可能性はあるね~。でもその場合は起こしちゃおうよ~」
ありさ「にゃんにゃん、そうだねえ。先に寝ちゃダメ!ってね~」
球「では、ありさ殿、まいりましょうか~」
ありさ「はいにゃ、お球さま、まいりましょう~」
球「おきゅうって・・・お灸みたいじゃん」

ふたりは最近お気に入りの大河ドラマの影響もあって、時代劇がかった会話を交わしながら、真っ暗なリビングルームに入っていった。

球「浩一?起きている?」
ありさ「俊介~、もう寝たのお?」

暗くて手探りなものだから男たちがどんな様子なのかよく分からない。
ありさ達は声で確認しながら一歩一歩進んでいった。
左のソファには俊介が、そして右のソファには浩一がいるはずだ。

浩一「起きてるよ~。どんなイベントを用意しているのか楽しみでとても眠れないよ~」
俊介「オレもまだ寝てないよ。ワクワクドキドキさ」

球「にゃっ、良かった~♪」
ありさ「うふん、さあ、何が起こるかお楽しみにい~♪」
浩一「で、電気は点けないの?」
球「そう、そのままでね」
ありさ「俊介も浩一もしばらく声をしちゃダメなのお~、いい?」
俊介「うん、それはいいけどどうしてなの?」
ありさ「それはナイショなのお~」
球「私達もしばらく返事をしないけど、気にしないでね」
俊介「うん、分かった」
浩一「オーケー」

俊介と浩一との間は凡そ3メートル離れている。
真ん中ににリビング用の大きなテーブルと椅子があるだけだ。
並んで立っていたありさと球は、左右に分かれてゆっくりと歩を進める。
ふたりとも下着を着けただけの色っぽい姿だ。
正面から見ても美しいふたりだが後姿も実にすばらしい。
しっかりとくびれてよく引締まった腰と、見事にヒップアップした臀部は男心をそそるには充分過ぎるものがある。強いてふたりの違いを探すなら、ありさはやや柔らかみのある体型で、球はピシッと研ぎ澄まされたような体型をしている。

球は俊介のいる左側のソファへ、そしてありさは浩一のいる右側のソファへと、足音を忍ばせながら歩いて行った。
俊介も浩一もまもなく起こるであろうビッグイベントに息を潜めて待っていた。
球は俊介のいるソファの前に立った。
ほぼ同時にありさも浩一の前に立った。
そしてふたりは男たちのそばでゆっくりとひざまずく。
その静かな動作はまるで猫のようだ。
静寂と言葉にはできないほどの張り詰めた空気があたり一面を包み込む。

球は俊介の腹部に頬を摺り寄せ、甘える仕草を見せた。
トレーナー越しではあるが、サッカーで鍛えた腹筋の硬さが球の頬に伝わった。
俊介の手が球の髪を撫でた。

俊介「・・・?」

 
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