クロス・ラヴ(第3節) 森戸神社

【第6話】

 

ありさたちは長い参道を歩き拝殿へと向かっていった。
拝殿に近づいた時、ふとありさが球に尋ねた。

ありさ「にゃん、球?どうやって拝むのが正しいのお?」
球「にゃ?う~んと、確かお母さんが『二礼三拍一礼』とか言ってたわ。2回お辞儀をして3回手を叩く。で、最後にもう1回礼をして終わり・・・だと思うよ。ねえ、浩一?」
浩一「へ~?球は良く知ってるね。オレそんな詳しく知らなかったよ」
俊介「いや、今は柏手は2回が一般的になっているみたいだよ」
球「あ、そう言えば、出雲大社に行った時、面白い話を聞いたよ。あそこは縁結びの神様なんだけど、独特の拝み方があってね、『しじゅうご縁がありますように・・・』と賽銭(さいせん)は45円なんだって。二礼四拝手一礼の拝み方で、柏手は『しあわせを願って4つ叩く』のが普通だって聞いたよ」
ありさ「へ~♪じゃあ、私、4回叩こう~っと」
俊介「ん?ありさ、お前、縁を願うってまだ他にも縁が欲しいのか?」
ありさ「違うよお。俊介となが~くなが~く縁があるようにお願いをするんだよお~」
浩一「はっはっは~、俊介、心配なのか?」
俊介「いや、そんなことはないんだけどさぁ」
球「にゅう、じゃあ、わたしも出雲式で拝もうかな?」
浩一「ん?球も恋愛成就か?み~んな、そればっかりだな~」
俊介「お前は違うのか?何を拝むんだ?」
浩一「オレはもちろん球との恋愛成就もだけど、他に交通安全とか無病息災とか・・・」
俊介「だはっ、おじんくさ~」
浩一「バカ言え。それって大事なことなんだぞ」
俊介「そりゃあそうだけど、そんな事声を出して言うなよ。ご利益が逃げちゃうぞ」
浩一「あ、それもそうか。あははは~」
ありさ「じゃあ、わたしはね・・・」
球「うん、なにをお願いするの?」
ありさ「快感アップ~~~!」
俊介「はっ!?」
球「にゃっ?」
浩一「わっはっはっはっは~!快感アップだって?わっはっはっは~~~!」
ありさ「もう浩一!どうして笑うのよおおお~!失礼しちゃうわ!ぷんにゃんぷんにゃん!」
浩一「だってさぁ。そんなの普通はお祈りしないよ~」
ありさ「にゃう?そうなの?球??」
球「ん、まあ、そうね。あまり祈願したって聞いたことないわ」

ありさたちは賽銭を投入し大きく柏手を打った。
しばし沈黙のひとときが訪れる。

浩一「さあ、次はどこに行く?」
俊介「そうだな。じゃあ、せっかく景色の良い所に来たし、この辺りをちょっと散歩しようか?」
球「にゃっ、行こう行こう~」
ありさ「わ~い♪」

ありさたちは森戸神社から近い「千貫松」や「飛柏槇」等を散策したあと、再びクルマに乗り込み湘南をドライブすることにした。

 
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