クロス・ラヴ(第3節) クロス・ラヴ

【第1話】

 

『後で分かったのですが、驚いたことに、その夜のことは彼が友達や友達の彼と予め打合せをして仕組んだ芝居だったんです。彼には以前からそのような願望があったようなのですが、私にはずっと隠していました。そのことが分かった時、正直私はぶち切れました。
でもぶち切れたのはその場限りでした(笑)その後、4人で遊びに行った帰りなどには時々交代プレイを愉しむようになりました。4人と言っても4Pではないんです。その時だけ相手を交換して、必ずお互いが見える場所で行なうんです。不思議なことにお互いに見えていることで安心感があるんです。
いつの頃からか私たちは4人での相手交換プレイを『クロス・ラヴ』と呼ぶようになりました。でも決して友達の彼のことを彼以上に好きになった訳じゃないですよ。友達の彼の事は好感は持っているし信頼もしてますが愛したりはしません。安心感の中から生まれる一種の割り切りと言えば良いのでしょうか。うまく説明できないけど。
不思議なことに『クロス・ラヴ』を経験してから、彼とエッチをした時以前より燃えるようになったんです。どうしてなのかは分かりません。もしかしたら嫉妬心が一種のエネルギーに姿を変えてエッチの時に激しく燃焼するのかも知れません。もうとにかく表現できないぐらいに凄いんです・・・。あぁ、書いているうちに想像してしまって・・・。
こんな私の体験談など何の役にも立たないと思いますが、お互い浮気の歯止めになっていることは確かです。和食ばかり食べていたらたまに洋食が食べたくなりますよね?友達の彼氏はその洋食の役目をしてくれているのだと思います。もちろんそれは私だけじゃなく、彼も友達もそして友達の彼氏も・・・』

記事を読み終わったありさは大きく息をついた。
ページをめくる指も止まってる。

ありさ「・・・・・」

持っていた雑誌を胸に抱え込んでポツリとつぶやいた。

ありさ「ありさもしてみたいかも・・・」

まるで思い詰めたような表情で瞬きひとつしない。

ありさ「俊介のことはす~ごく好きだけど、たまには焼けつくような刺激が欲しい・・・でも俊介の知らないところで浮気をするのは嫌だ・・・でもこの方法だったら・・・・・・あっ、そうだ!」

ありさは何を思ったのか、突然充電中の携帯を握りしめた。
そして電話をかけた。

ありさ「いるかなあ・・・もしもし・・・ん?まだかぁ・・・」

まだ呼出中だと言うのに早くも話しかける。

球「はい」
ありさ「あ、球?あのね・・・」

 
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