【第2話】
球「ありさたち今頃どうしてるかな~?」
浩一「うん、そうだな。おそらく激しくもつれ合ってるんじゃないかな?」
球「にゃっ、いやらし~」
浩一「どうして?いやらしいの?」
球「だって『もつれ合ってる』なんて言うんだもん~」
浩一「じゃあ、どう言えばいいんだ?」
球「『愛し合ってる』とか『いちゃついてる』とか・・・」
浩一「ぷっ!ヤツらそんな生易しいものじゃないよ、きっと」
球たちが想像したとおり、ありさと俊介はちょうどその頃浴室で第1ラウンドを開始していた。
球と浩一はありさたちとは違ってゲームを愉しんでいた。
とはいっても単なるゲームではなくてある賭けをしていた。
球が勝てば浩一が球にあるエッチな奉仕をしなければならない。
反対にもし浩一が勝てば、球が浩一の腰を10分揉まなければならない。
結果は球の快勝だった。
球「にゃっ、何を注文しようかな~?」
浩一「あんまり無理なことを言うなよ」
球「そんなの~、ダメダメ~!だってわたしが勝ったんだもの~」
浩一「仕方ないなあ、何でも言ってくれ」
球「ふふ、浩一ったら開き直ったのかな?あっ、いけない、風呂のお湯が溢れているかも知れないので、ちょっと見てくるね」
浩一「あ、忘れてた。すまないね」
球「ルンルンルン~♪」
球が浴室に入ると湯はすでに溢れそうになっていた。
球は慌てて湯を止めた。
その時なにげに浴室に置かれていた椅子が目に入った。
球「にゃっ?何、この椅子??」
球は椅子が奇妙な形をしているのに気付いた。
大きさはふつうと変わらないのだが、座る部分が7センチほど縦に開口していた。
球「?」
球は首をかしげた。
球「ふぅん?この椅子どうして座る場所が開いているんだろう?もしかしたら・・・」
球はすぐに部屋に戻り浩一に椅子のことを告げた。
既に浩一は脱ぎ始めておりTシャツとトランクス姿になっていた。
浩一は球の話でその椅子が何に使うものか分かったようで、ニヤニヤとしながら球とともに浴室へ向かった。
そして椅子を見てこっくりと肯いた。
浩一「やっぱり」
浩一は相変らずにやついている。
球「ねえ、浩一、この椅子って何に使うものなのよ」
浩一「分からないか?」
球「分からないよ」
浩一「これはだな、え~、巷では『スケベ椅子』と申しまして、大変ありがたいものでございま~す」
球「ふざけないでちゃんと説明してよ」
浩一「いや、冗談じゃなくてマジで『スケベ椅子』って言うんだよ。これはね、座ったままでアソコやお尻を洗うためにあるんだよ」
球「へ~、そうなんだ。ワクワク♪」
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