体育教師の憂鬱

車井は高校の若手体育教師。
空手が専門の正義感。
でも水泳の授業は苦手だった。
泳げないわけではない。
人並み以上に泳げるが、女子クラスの水泳指導が苦手なのだ。
女子の水着姿がずらっと並ぶと視線のやり場に困る。
水泳部の女子生徒はまだいい。
それなりに体型が水着にさまになっている。
普通の女子生徒の中途半端な成熟が、競泳水着に隠れていると、どこを見ていいのか分からない。
紺色の競泳水着がこれほど似合わない人種はいない。
後ろから見ると、運動不足のけつが水着姿からやや垂れ気味。
けつの割れ目が股の方に続いている。
前から見ると胸のパットに収まりきれない大きなおっぱい。くびれた腹。そして大根のような太い股の付け根がやや膨らんでいる。成熟した性器を想像させた。

でも本当はそんなことが問題ではない。
十代の娘たちが水着姿で並んでいる。
そして自分を見ていることがたまらなくストレスがかかる。
空手で打たれる方がはるかに楽だ。

(あいつらは芋だ)

思えば思うほど気になる。
柔軟体操で開脚なんかさせる時には、必ず後ろに行って股間を見ないようにする。
見たいから見れないのだ。
水着の付け根の窪みを見たくてたまらないのは、あくまで自宅での話。
実際に数十人の女子を前にすると、生徒に「やましさを悟られたくない」という車井の若い正義感が先立つ。
太股の白さ、柔らかそうな脇の下のなまめかしさに視線を奪われながらも時計を見ては耐えていた。
視線をそらしては笛を吹いていた。

車井の水着が膨らんでたまらないわけでもない。
むしろ窮屈なサポーターでぎちぎちに締めて目立たないようにしてある。
女子高生を前にして膨らむこともほとんどない。
ただ気持ちだけが発散できずに苦痛だった。
お預けで待たされている犬のようだった。

なお、女子高生の水着の群が芋に見えたら、体育教師として一人前と言われている。

【体育教師の憂鬱 完】

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