バレンタイン~白い幸福~ 愛の歓び

 

【最終話】

真珠を包む薄皮がゆっくりと剥きあげられた。
真珠は艶やかにその光沢を放っている。
車井は唇を寄せた。

「あっ……」

唇が触れた瞬間、イヴはかすかなうめき声をあげ、腰をびくんと反応させた。
車井は真珠を舌先で転がした。
かなり速いピッチで左右に回転させる。
これにはイヴも堪らず今度は大きな声をあげた。

「あああっ!それはぁ!いやん、すごすぎるぅ!あぁぁぁ~~~!!」

それはすでに叫び声といっても過言ではなかった。
女性の身体の中で最も繊細な部分を舌で横攻めされるのだから堪ったものではない。
イヴは敏感に反応し真珠は硬さを増していった。
舌に呼応して息遣いも荒くなっている。

「あぁん、いきそう、いきそう、もういっちゃうかも、いっていい?いっていい~!?あああ~~~~~~~!!」

イヴの目に見えるものがすべてオレンジ色に見え、身体中の血液が一所に集中するような気がした。
セックス前の舌攻めだけで桃源郷の頂に到達してしまったイヴ。
それはまるでメインディシュ前のアベリティフだけで酔態してしまった天使のようなものであった。

しかしここまではまだイヴ攻めのほんの序幕に過ぎなかった。
右手は真珠をこねくり回し、左手は秘肉をかき分けて1本の指が潜り込んだ。
第1関節、第2関節……
車井は指を止めてスクリューのように回転させた。
膣壁を激しく擦られたイヴは堪りかねて声を荒げた。

「ああっ、ああっ、あああ~っ、そんなぁ~……そんなことしちゃぁ……ひゃぁ~~~!!」

女性は昇りつめた後身体がかなり敏感になっており、すぐに攻められると感じ過ぎて思わずのけぞりたくなってしまう。
それを知りながら車井はわざと攻め続けた。
イヴは攻めから逃れようともがくが車井はそれを許さない。
秘裂から溢れる半透明の液体……それはまるで永遠に湧き出る泉のようであった。

車井の攻めが10分ほど続いた頃、秘肉を愛撫し始めた時と比べて驚くほどに柔かくほぐれていた。
その時にわかに……
イヴの仰向けのままソファのコーナーに追いやられ身動きできない状態となった。
上体は後ろにやや傾斜し正常位と座位の中間的な姿勢となり、長い足はM字型に開かれた。
そんな不自由な体勢の上から車井がのしかかってきた。
秘肉には怒張した肉棒が進入を開始した。
肉棒は燃えるように熱く『熱棒』とでも名付けたいほどだ。
車井の昂ぶりがじかに伝わってくるようで、イヴはつられて激しく興奮した。
狭い膣内は寸分の隙間もなくきっちりと肉棒を咥え込んでいる。
肉棒が動き始めた。
車井が突き込むたびにイヴの腰が揺れる。
イヴとしてはあまりにも窮屈な体位であるため、まるで犯されているようなちょっと危ない気分にさせられた。
車井がイヴを攻め立てたこの体位はとても珍しくその名を『小娘土蔵折檻』といった。
誰が編み出したのは分からないが四十八手にも入っておらず、当然イヴとしても初めての体験であった。
女性を動きにくい不自由な姿に追いやり攻め立てる体位であるところから、そのような名前がつけられたのかも知れない。
一見SMを彷彿させるような名前だが決して縄等の拘束具を使用するわけではない。
SMとも違う、しかし身体が拘束されているような気分が味わえる……
イヴはそんな不思議な気分に包まれた。
恍惚感はすさまじいものがあるが、さきほどの真珠攻めのときちはまったく違う。
まるで身体が浮遊するような感じ……
白い馬車で雲の上を走るような気分……
イヴはかつて味わったことのない不思議な快楽に溺れた。

バレンタインから数日が過ぎた頃、イヴは白い幸福に満たされていた。
愛する歓び……愛される歓び……
この幸せがいつまでも続いて欲しいとイヴは心から願った。

【バレンタイン~白い幸福~ 完】

 
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