あや キックオフ ハーフタイム そして後半戦へ

 

【最終話】

「えっ?ゴール近いの~!?あぁん!私のほうが先にイッちゃうかも~!」
「待ってくれ~!もうすこしの我慢だ~!いっしょにイくんだから~!」
「あっ、あっ、ああっ!もうダメっ!もう、無理っ!あぁん!イきそう、イきそう~!ああああああ~~~~~~~っ!!イク~~~~~~ッ!!」
「おお~~~っ!待ってくれ~~~!」
「あああああああああああ~~~~~~~!!」

快楽と言う名のフリーキックを蹴り続けて、惜しくもゴールネットを外していたあやであったが、ついにゴールネットを揺らすことができた。
強烈なミドルシュートを決めたあやは頭の中が真っ白になってしまった。

わずかに遅れて、英俊が猛烈なボレーシュートを繰り出した。
英俊は腰を高速度で回転させた。
奥へ奥へ、可能な限りネットの奥へと捻じ込んだ。
既にPスポットを擦っているかも知れないが、お構いなく突きまくった。

「ううぉ~~~~~~~~~~~っ!!あや~~~~~~~~~っ!!」

(ドピュ~~~~~~ン!!ドクドクドク~)

あやは身体の芯にある熱気球が最大限に膨張しそして激しく破裂するような錯覚に陥った。
深い陶酔に包まれながら、自身の中で英俊がいくどとなく痙攣しているのを感じとった。

「ヒデぇ……」
「あや……」
「ヒデ、ヒデのこと大好き……」

あやが潤んだ瞳を輝かせている。

「オレもあやが大好きだ」
「どのくらい?」
「どのくらいって言ったって……『好き』って気持ちを分量なんかで言い表せないよ」
「でも言って」

あやは英俊を困らせた。
英俊はあやを抱きしめ、ほっぺに軽いキスをして、そっとささやいた。

「そうだな。大好きなサッカーと同じくらい好きかな?」

想像した答えとは異なる意外な答えが返って来た。
英俊にとっては命の次に大事なサッカー。
そのサッカーと同じくらい好きだと言ってくれた。
あやは満足だった。
英俊の胸に顔をうずめ、頬をすり寄せ甘えた。
英俊は甘えるあやの髪を慈しむように撫でてやった。
あやは絶頂に達した歓喜からまだ冷めやらず、まどろんでいるようにも見える。
そんなあやに英俊はポツリとつぶやいた。

「あや、オレ、お前に悪いことしたかも知れないな」

あやは不満そうな表情を浮かべた。

「どうしてそんな事を言うの?」
「だって、オレ、あやとは当分会えないんだもの。東京に行ってしまうんだから……」
「そんな事最初から分かっていたよ」
「それを承知でオレに抱かれたんだね?」
「当たり前じゃないの。夏休みには帰って来れるんでしょう?」
「それは分からないな……クラブ次第だな……」
「ヒデが帰って来てくれなきゃ私が押しかけるよ。いいでしょう?」
「えっ?それは別にいいけど」
「バイトでしっかりとお金稼いで交通費作るよ。家は泊めてくれるでしょう?」
「え~っ!?いや、まあ、男ばかりの寮とかだったら無理かも知れないけど、そうじゃなければもちろんいいよ」
「やった~~~!」
「遠距離になるけど、いいんだな?」
「もちろん」
「よし、じゃあ約束しよう!この夏、オレは必ずあやと会う」
「指切りだよ」
「うん」

あやの指し出す小指に、英俊は指を絡めた。

「指切りげんまん、うそついたら針千本、飲ます~、指切った~!」

先程まで英俊に抱かれ淫の舞を舞っていた少女とは思えないほど、あどけなく清純な仕草を見せるあや。
英俊はそんなあやが堪らなくいとおしく思えた。

「先輩」
「ふふふ、何だよ、急にあらたまって」

ベッドの上で正座し、突然クラブのマネージャーの姿に戻ったあやの態度に、英俊は吹きだしそうになった。

「先輩、今日のシュートは最高でした」
「え~!?」
「ボールがネットを揺らした瞬間、私は痺れてしまいました」
「はっはっはっはっは~~~っ!」
「笑わないでくださいよ~。私、大真面目なのに……」

あやはほっぺをぷっと膨らませた。

「いやあ、ごめんごめん。てことは今日の試合は1-1で引き分けってことか?」
「はい、ただし、まだ前半戦が終わっただけなんです。15分間の休憩の後、後半戦を行なって決着をつけます」
「何?後半戦?ってことは、今、ハーフタイムか?」
「はい、水でも飲みますか?」
「まるでいつものマネージャー気取りだな」
「だってマネージャーだもん」
「あや?」
「はい?」
「ハーフタイムは無しだ!直ぐに後半戦に突入するぞ~~~っ!」

英俊はそう叫ぶとベッドにちょこんと正座しているあやを押し倒した。

「きゃあ~~~~~~~!まだ審判のホイッスルが鳴ってないのに~!」
「いいのだ~~~~~!」
「いや~ん!エッチ~~~!」

英俊はあやの唇を奪うと、するりと下腹部に手を伸ばした。
まだ潤いの残った柔らかな感触が英俊の指に伝わってきた。

【あや キックオフ 完】

 
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