【第5話】
俺はその濡れた布切れを手に居間に戻り、美鈴の匂いをオカズに、テーブルに並んでいた彼女の素晴らしい手料理を少しつまみ食いした。
ーー俺は一体ここで何をしているんだ?
泥棒猫のようにコソコソした行動を取っている自分に、ふとそんな疑問が浮かんだが、美鈴の料理と濡れまみれたショーツの匂いがそんな思いも氷解させていく。そうだ。俺は美鈴とタケちゃんの夜の生活を是が非とも見なければいけない。そして美鈴が幸せである事を確認するまでは帰るわけにはいかないのだ。
それから再び押し入れに、美鈴の匂いの染み付いたショーツと一緒に入った。狭い押し入れの中にすえたような香しい美鈴の匂いが充満し、俺はショーツを鼻に当てて胸一杯彼女のエキスを吸い込むと、次にその濡れた布切れで猛り狂っているペニスを握り締めて楽しんだ。
ーーまだ出しちゃいかんぞ
俺はこの後まだ出番がある事をうすうす予想して、射精しないように気を使った。俺の年齢では、一度の射精でも命取りである。もう後1日はペニスが役に立たない。
風呂から上がった美鈴とタケちゃんは、お互い羞ずかしがりながら、手を繋いで仲睦まじく帰って来た。そして夕食時も2人はラブラブだった。美鈴が、アーンして、などと言うと、感情を表さない男だと思ったタケちゃんも嬉しそうに口を開け、そこに美鈴が食べ物を流し込む。実に微笑ましい新婚カップルの仲の良さに、俺はペニスを美鈴のショーツで握り締めていた。
食事も終わった美鈴はテーブルを片付けてその後に布団を敷いていった。いよいよ俺の目の前で美鈴とタケちゃんの行為が行われるのだろう。
「タケちゃん、えっちしよ」
いつもはどうだか知らないが、今日の美鈴は積極的に振る舞っている。押し入れの中で目を凝らして眺めている俺を強く意識しているのは間違いない。
ーーよし、いいぞ美鈴。素晴らしい……
俺は押し入れの中で唾を呑み込んでいた。ロリコン性癖の俺を夢中にさせたお下げ髪で幼い外見の美少女が、4年の歳月を隔てた今、夫に夜の誘いを掛ける淫らな新妻として蘇ったのである。
それにしても風呂上がりにピンクでシースルーのセクシーなランジェリーを身に着けた美鈴は、まるでエロスの化身のように悩ましく魅力的だ。俺は若い頃に美鈴に出会えなかった我が身の不幸を嘆いた。こんなに美人で性格も良く、何より性の歓びに積極的な女性を妻としていたら……
60を過ぎ1人として身寄りのいない寂しい独り身。唯一の生き甲斐だった教え子の女生徒をたぶらかして自らの歪んだ性欲のはけ口とする行為も、退職と同時に実行が困難となり、さらに性欲そのものの明らかな減退を感じている惨めな俺の末路は、まるで違ったものとなっていただろう。
いや。俺には生涯の性奴隷となる事を誓ってくれた美鈴がいる。彼女は新婚家庭にちん入して来た俺を拒否せずに受け入れ、あろう事か夫との夜の生活を見せてくれると言うのだ。俺はまるで自分の人生そのものの暗示であるかのような、残り少ない情熱の証を一杯に溜めた逸物を美鈴のショーツで握り締め、ゆっくりとしごきながら押し入れの向こうを凝視した。
「真面目で堅物」なタケちゃんのセックスは、俺には逆の意味で衝撃的だった。
タケちゃんはまず自分だけさっさとパジャマを脱ぎ全裸になった。疲れているせいかも知れないが、期待に胸を膨らませて美しくも淫らな半裸を横たえている新妻を前にしながら、タケちゃんのシンボルは半勃ち状態でフニャフニャのまま体積だけ膨らんでいるようだ。
ーーデカいな、コイツ……
タケちゃんの余り勢いを感じさせないペニスは、俺のモノより一回り以上は確実に大きそうだ。かなりの巨根と言ってもいいが、サイズが大きければ良いと言うものではない。とりわけ若くて締まりの良い女性器を相手にするには、その大きさが仇となる。俺は数多くの女子高生達を味わって来た逸物があまり大きくない事を神に感謝したいくらいだ。
性具を用いてサイズアップを図る事は可能だが、サイズダウンは不可能だ。やや小振りで勃起硬度と持続力のあるペニスが良いのである。タケちゃんの「巨根」は普通の若い女性を相手にするには大きなハンディキャップだろう。が、若くして異物挿入の経験も豊富な美鈴なら大丈夫だ。そういう意味でも美鈴は「イイ女」なのである。
さて、普通の女性なら一生掛けても経験し得ないような性の快楽を高校時代に味わい尽くした事などみじんも感じさせない可憐な美鈴が、しおらしくシースルーのランジェリーで仰向けに横たわっているのに、タケちゃんは覆い被さっていった。そしてそういう趣味なのか、美鈴の新しいヒモパンツを外し女性器の部分だけ露出させると、おざなりのキスを交わしてすぐにまだ勃起が不十分なシンボルを挿入しようとしたのである。
ーーコイツ、前戯も何もなしか!
童貞の中学生ならいざ知らず、その年齢でそんなセックスをしようとするタケちゃんに、俺は驚いた。これだけ性に関する情報が氾濫している現代に、こんな男は天然記念物なのではないか?
ーー乳くらい揉んでやれよ……
俺の気持ちが伝わったわけでもないだろうが、美鈴はタケちゃんの挿入をやんわりと手で制して言う。
「タケちゃん待って。美鈴のおっぱい、モミモミして……」
「あ、ごめんなさい……」
タケちゃんは自分の不慣れを恥じるがごとくそう口にすると、ランジェリーの上から美鈴の乳房に手を掛ける。が、その手付きはぎこちなく、まるで凝りをほぐすマッサージのようにギュウギュウと絞り上げているようだ。
ーー馬鹿野郎! それじゃ美鈴が痛がるぞ……
が、美鈴は健気だった。
「タケちゃん、気持ちいい~……」
嘘を付け。もっと優しくしてと、言ってやるんだ。が、美鈴は男のプライドを傷付けるような言葉は避けてしまう優しい女性である。
「タケちゃん、乳首を吸って……ああ、ちゅっちゅしてえっ!」
本当は痛いだろうに懸命に演技で誤魔化し、そんなはしたない言葉を口走る美鈴。俺は4年前、心の底からその言葉を言わせてやった初心な性奴隷の姿とオーバーラップさせて、危うく暴発しそうになったペニスから手を離した。
「ああ~……す、素敵よ、タケちゃん……」
乳房を揉み乳首を吸うという2つの行為が同時に出来ないらしいタケちゃんは、ランジェリーをはだけて乳首を吸っていた。するとこれは本当に気持ちいいのだろう。美鈴の声は本心から歓びを告げていた。そうだ、タケちゃん、乳は揉むな。乳首を吸うだけにしろ。
ーーコイツ、まだ勃たないのか……
美鈴が昔俺が教えてやった、男におねだりするやり方を熱演しているのは、自分のためではない。既に美鈴の女の部分は十分過ぎるくらい迎え入れ体勢を整え、愛する夫に挿入してもらうのを心待ちにしているはずだ。これはまだ性交には不十分なタケちゃんの勃起を助けるための痴態なのである。
なのにタケちゃんのブラブラ揺れる怒張にはまだ芯が通っていないように見えた。
ーー自分でしごいてでも硬くさせろ!
相応な硬度になり挿入してしまえば、後は美鈴の優秀な「おんな」の構造が何とかしてくれる。だが、俺の願いもむなしく、乳首吸いもそこそこに切り上げたタケちゃんは、何とか挿入を試み始めた。当然うまくいくはずがない。
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