寝取られ男の復讐 理事長と対決する決戦の日曜日(1)

【第24話】

ーー愛華さんは大丈夫だろうか?

次の日曜の夕刻、俺は貫太の車で理事長の家に向かいながら、そう考えていた。彼女には、今日俺と2人で大事な話があると言って理事長に直談判し、交際を認めさせると同時に俺の職への復帰も叶えさせるのだ、と言ってある。もちろん簡単に事が運ぶとは思っていない。もしもヤツがしぶったら、そのときは妻である校長の目の前で例の浮気写真を持ち出し、脅迫するのだ。実際には校長はもう知っているわけだが、そうとは知らぬ理事長はさすがにタダではいられまい。貫太との事前の打ち合わせでは、ずるがしこい理事長に証拠写真の存在をほのめかせば、修羅場になるのを回避してこちらの要求を飲むのではないかと予測した。愛華さんもこう言ったのだ。

「お義兄さまは頭の良い人です。もうすでに写真のことは知っているのですから、お姉様の前で暴露されるのは避けると思いますわ」
「そうだと良いのですが……」

確かに理事長に誰からとは知られぬ形で浮気写真を送り付け、それによって愛華先生から手を引くように、と警告したのは効いている。だが、それに俺が絡んでいることは知らないわけだから、実際に理事長がどう出るのかわからないのだ。

「理事長が物分りの良いことを祈るぜ」

ーーよく言うよ、このタヌキめ……

愛華さんの前でしゃあしゃあとそう言ってのけた貫太は策士だ。愛華さんも、そして校長も、修羅場を回避して穏便に事が運ぶことを期待しているだろう。だが、そうは問屋が卸さない。理事長の対応がどうであれ、俺はプリントアウトした脅迫写真を妻と義妹の前で理事長に突きつけるつもりだ。愛華さんには話がこじれた場合に備えて渡した写真を用意しておくように言ったが、彼女が持って来るとは思えない愛華さん自身の陵辱写真も含めて全てだ。そこまでしてやり、理事長の吠え面を眺めてやれ、と言うのが貫太の言い分だが、俺も理事長に対する憎悪は膨らんでおり、そこまで徹底的にワルを演じることで胸のつかえを取りたい気分になっていた。

が、そうなるとかわいそうなのは、愛華さんと木村校長である。校長は仕方ないにしても、俺たちを信頼している愛華さんまでだまし討ちにするのはやはり良心が痛む。これから生涯のパートナーとして結ばれるつもりなのだから、なおさらだ。だが気の進まない俺に貫太は言うのである。

「心配するな。男が強く出れば女は従ってくれるさ。何たって愛華先生も校長もすげえドMじゃねえか」

愛華さんたちには貫太が同行することすら伝えていない。こうして俺は貫太の思惑通りうまく事が運ぶのかどうか一抹の不安を抱えながら、理事長との対決へと向かって行ったのである。

「大した屋敷だな」
「どうした? 信一。怖気づいたのか?」
「そんなんじゃねえよ」

理事長の自宅へは愛華さんに教えてもらって初めて来たのだが、周囲の家とは明らかに違う門と広い庭付きの豪邸なのですぐにわかった。貫太には強がりを言ったが、大資産家らしい理事長の権勢ぶりを肌身で感じた俺は、そんな大物と対決することに正直な所気後れしていたのである。

「落ち着けよ。女たちは俺たちの味方だと言うことを忘れるな。それに……」

へへへ、と得意の下品な笑いを浮かべた貫太は、この1週間使用を控えていたリモコンバイブの操作器を見せた。貫太が来ることも、こんな物が使われることも、女たちには伝えていない。

「お前を楽しませてやるためだからな。せいぜい張り切っていけよ、オラッ!」
「痛っ!」
「何でい、ちゃんとおっ勃ててるじゃねえか」

貫太の野郎、俺の股間を手で叩きやがった。武者震いした俺は、いよいよ屋敷のインタホンを鳴らす。

「田島です」
「……はーい」

少し間があって、答えたのは愛華さんだ。ドアが開き、すでに来ていた愛華さんと校長が出迎えた。お洒落でカジュアルなパンツルックの愛華さんと、やはり着物を来た校長は好対照の格好だったが、どちらも甲乙付け難い美しさである。

ーーお、校長の子供か……

どうやらお姉ちゃんと弟らしい小学生2人が、何事かとおっかなビックリ奥に通じる戸の向こうからこちらを伺っている。すると校長は慌てて、2階に上がっておきなさい、と2人を追い払ったのだが、俺はますます気勢が削がれる気がして困ってしまった。

ーー理事長の目の前で、はともかく、子供たちが同居している家の中で校長をかわいがるのか?

理事長と直談判しているその場に同席している妻を、リモコンバイブで秘かにいたぶってやろうと言うつもりなのだが、何の関係もない子供たちもいる家の中でそんな痴技を仕掛けるのはひどく不道徳なことに思われたのだ。そして愛華さんの方は、予想していなかった貫太と言う部外者の闖入に驚いて言った。

「ど、どうして、あなたまでここへ……」
「どうした、俺が来ちゃいけねえのか?」

貫太は図々しくサッサと靴を脱いで持参した紙袋に入れると、ずかずかと家の中に入り込んで行く。

「信一も上がれ」

他人の家に来て傍若無人な奴だと思ったが、これが女たちを自分のペースに巻き込む貫太のテクニックなのだろうと思い直し、俺も、失礼します、と頭を下げて上がり込んだ。

「よう奥さん。相変わらず、いいケツしてるじゃねえか」
「やめて下さい……」

ーー子供が見てたら、どうするんだ……

2階に上がったはずの子供たちだが、好奇心に負けてこちらを覗いているかも知れないではないか。小心者の俺はそんな心配をしてしまったが、大胆と言うか野放図と言うか、貫太はいつもの調子で校長の着物のお尻を嫌らしく撫でた。仕方のない奴だなあと思い俺が呆れて見ていると、貫太はヒソヒソ声で、お前もやれ、とそそのかす。屋敷の門構えに気圧されて緊張が高まり萎縮していた俺は、自分を鼓舞する意味で思い切り、愛華さんのお尻に触れた。

「愛華さん、今日はお願いしますね」
「や、やめて……」

ーー愛華さんが、ガタガタ慄えている!

もちろん彼女も怖い理事長との話を前に緊張しているのだろうが、それだけではない体の慄えに思われた。貫太が言った次の言葉は、俺たちの勝手な思惑に過ぎなかっただろうか。

「へへへ、奥さん。1週間寂しかっただろう。まんことおケツでチンポを食い締めて我慢してたのか?」
「そんなこと……」
「違うってのか? それにしちゃやけに色っぽい声を出すじゃねえか」

貫太はしつこく尻を撫で回しているが、校長は一応嫌がって見せるだけで、それほど強く拒絶しているようには見えなかった。

「白状しなよ、奥さん。もうエッチがしたくてしたくて、たまらなかったんじゃねえのか?」
「……やめて下さい……そんなわけ、ないではありませんか……」
「ホントかい? 奥さんに塗ってやった魔法の薬は、男とヤラなきゃ気が狂いそうになるはずなんだけどな……」

ーーおい、そりゃさすがにないだろ!

貫太お得意の暗示だが、常識的に考えてそんな強力な媚薬が存在するわけはない。だが、自分の家の中にずかずか入り込み、堂々とお尻を撫で回すと言う貫太の狼藉に強い抵抗を示さない彼女を見ていると、もしや、と期待してしまう。そして大胆不敵な貫太はとんでもない行動に出た。

「コイツが欲しくはねえのか、奥さん」
「そんなっ!」

何と貫太はいきなりズボンを下ろして、薄汚いイチモツを取り出して見せたのだ。俺は唖然としたが、校長は思わず声を出し、愛華さんは無言で、その嫌らしい肉塊から目を反らしていた。だが、そんな露出狂まがいの行為を働く百貫デブに、まるで呪いでも掛けられたかのように和装の麗人はオズオズと目を開け、貫太が小学生男子みたいに嬉しげにチンポを手でブラブラ見せ付けているのをじっと見つめているではないか! その目は燃えるようにネットリと悩ましく潤み、とてもあの謹厳実直な女校長とは思えないほど色っぽかった。

「ははは、麻薬中毒患者みたいなもんだな、奥さん。アンタはもうチンポの魅力から逃れられねえんだよ!」

ーーこ、コイツ、何て無礼な……

あろうことか、貫太は校長の美貌を勃起ペニスでピシャピシャと叩いていた。

「お、お姉様! も、もう時間がありませんっ!」

すると愛華さんまで貫太に抗議するでもなく、妙に上ずったハスキーな声で狼狽を露にしながら慌てて口走る。男を知らない女学生でもあるまいし、たかが薄汚い男性器くらいで取り乱してしまうとは、彼女まで貫太の魔法に掛かってしまったかのようだ。

「理事長はいつ帰って来るんだ?」
「後30分もすれば戻るはずです。しゅ、主人には、愛華から大事な話があるから、早めに帰って来るようにと、約束しましたので……」

校長が貫太にホレホレといたずらっぽくチンポで顔を叩かれながら、一応そこまで話したのはさすがだ。だが、まるで少女のように顔を真っ赤に染めてただどしい話しぶりで、アリアリと動揺していることを表している。なのに、貫太のペニスを払いのけようともしないのは、一体どんな気持ちでいるのだろう。すると貫太は下半身を露出させながら自信に溢れた口調で言う。

「なら急がないといけねえな。奥さん、コイツが欲しいんだろう? 旦那が帰って来るまでにサッサとしゃぶりな」
「そ、そんな……」

するとそれを見ていた愛華さんの言葉に俺はビックリ仰天して腰を抜かしそうになった。

「いいんです、お姉様。好きになさって。信一さん」
「は、はい!」
「あいかにもさせて。下さい、信一さんのモノ……」

ーーげ~っ! あり得ねえ……

「ははは、妹の方が積極的だな。信一、でくのぼうみたいに突っ立ってないでえ、とっとと恋人にしゃぶってもらえよ」

貫太は積極的と表現したが、何と愛華さんは立っていた俺の前にひざまづいてズボンに手を掛けて来たのだ。俺は思ってもいなかった嬉し過ぎる展開に驚愕しながら自分でズボンを下ろし、パンツから痛いくらいギンギンに勃起した肉棒を取り出すと、はしたなく求めて来る愛華さんに身を任せた。

ーーうおっ! こりゃ、たまんねえな……

愛華さんのオクチの感触はもうおなじみのはずだったが、1週間ぶりでもあるし、何と言ってもこのスリリングな状況が興奮を煽っていつになく心地良いものに感じられ、彼女がエサにありついた子犬のように嬉しそうにチュパチュパ口を動かすと、強烈な快感で下半身がトロけてしまいそうなほど気持ち良かった。すると貫太が言う。

「時間がないぞ、信一。早めに出してやれ」
「あ、ああ、わかった……」

それはいらぬお世話だった。あっと言う間に限界が近付いていた俺は、愛華さんの口中にドッと精液を放出してしまう。すると嫌がりもせずに、その苦い粘液を一滴もこぼさぬようゴクリと喉を鳴らして飲み干してから、幹に残ったノコリかすまで丁寧に舐め取ってくれる愛華さんのことを、俺は心の底から愛おしく感じていた。

完全にこの場の主導権を握った貫太は、やはりザーメンを放出したらしきシンボルを校長の口から抜き取ると、自信タップリに言った。

「抱いて欲しいんだな、奥さん」
「はい……」

ーーマジかよ!……

とてもあり得ない展開だと思ったが、眼鏡の向こうが完全に淫らな女の表情になった校長は、小声で信じられない言葉を呟きコクリとうなずいた。ふと気付くと、愛華さんの方も俺に贈る情欲がたぎったような熱い視線が、「抱いて」と訴えていた。

「今は時間がねえな」
「そんな……お願いです、もう我慢出来ません……」
「旦那の目の前で抱いてやるわけにはいくまい」
「イヤッ、イヤッ、意地悪う……」

本当に悪い魔法使いの呪文で操られているかのごとき言葉を呟く校長に、貫太は持参していたいかがわしい道具を見せる。大小2本の刺激突起までビッシリ刻まれた本格的な男根型バイブレータだ。

「悪いがコイツで我慢してくれ。奥さんの中に入れといたチンポより断然デカいし、イボイボ付きだから歯応えがあるぜ」
「はい……」

自分から着物の裾を捲り上げた校長の突き出す黒革貞操帯を外し、中から小ぶりな責棒を取り出しながら貫太は言う。

「悪かったな、奥さん。こんな子供みたいな小っちゃいやつじゃ、もどかしくてたまらなかっただろう」
「ひどい人……ああ、いい! 気持ちいい……」
「おケツにも入れるぜ」
「は、はい、入れて下さい……あ、あ、あ、凄いいっ!」
「亭主が帰って来るってえのに、歓び過ぎだぜ、奥さん」
「だ、だってえ……」 

そんな嘘のようなやり取りを交わしながら、校長の値の張りそうな麗しい着物の下に大き過ぎるサイズにアップした前後の責具をセットした貫太が黒革貞操帯を施錠してしまうと、何と愛華さんまで俺におねだりして来た。

「あ、あのう、私にも大きいのを下さい……もうこんなのじゃ我慢出来ないの……」

 

 
toukou

 

 

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