<前書き>
この春、千葉の沖合いに浮かぶ小島にエロステーマパーク『Shy Land』が落成オープンすることとなり、開幕前から人々の注目を集めている。園内には、淫靡な洋館屋敷、エロエロアトラクション、SMテーマ館、昇天コースター、触手3D体験館など個性的でエロティックなエンターテイメントに溢れており、訪問者を飽きさせることがないという。また、園内にはオフィシャルラブホが3軒あって、宿泊はもちろんのこと、我慢の限界が訪れた時はいつでも利用できるというのが嬉しい。園内パスポートは5,500円で、2DAYであれば9,500円。ただし年齢制限があって18歳未満は入場できない。交通機関は船のみとなっており、東京港と横浜港から専用の連絡船が常時運行している。将来は空路も計画されており、地元の合意を得られ次第着工の予定。
なお、『Shy Land』のオーナーはシャイという人物のようであるが、年齢、素顔、経歴などすべてが謎に包まれている。噂では、彼は、黒のシルクハット、黒の夜会服、黒マントを着用し、モノクル (片眼鏡)を掛けていて、まるで伝説の怪盗ルパンか魔術師のような風貌といわれているが定かではない。
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【第2話 より抜粋】
ボックスの中央に、どこの遊園地にもあるような馬の乗り物があって、規則正しく上下に動いている。ボックスは縦が3メートル、横幅が2メートル程度で、そんなに広いとは言えない。四方に高さ1.7メートルほどのパーテーションがあるが、そこそこの背がないと顔が完全に出てしまうことはない。
あやと国田は乗り物に近づき、奇しくも同時に驚嘆の声をあげた。
「きゃっ!なに?この突起!?」
馬の背中の中央よりやや前の部分に男根によく似たものが埋め込まれていた。
「バ、バイブ?」
「いや、これはディルドだね」
高さが10センチ程度とかなり小ぶりだが、固定型ディルドとしてはごくふつうの大きさだ。色が肌色で形状も男根そっくりにできていたため、実に淫靡な雰囲気を醸しだしていた。
乗り物は二人用にこしらえられていて、ディルドの固定してある前方座席と、ディルドの取り付けていない後部座席に分かれている。
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