【後編(1)】
それが、百合子が教室に入ってからも興奮の融けないけない理由だった。
淫らな玩具が、もっとも敏感な箇所を刺激し続けているのである。
それに、妖子が気付かない訳がなかった。
当然のような言い方だが、当然としか言いようがないのだ。
彼女は普通の小学生ではないのだから。
(おもちゃ…かな? あの人相当スキモノなんすねぇ…)
個人の趣味だ。こちらがどうこう言うことではない。
それに、何故わかったのかと驚かれても面倒だ。
妖子にとっては、目の前の教師の行動より、いなくなった部下を捜すことの方がよっぽど重要だった。
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キーンコーンカーンコーン…
チャイムが鳴り響く。
(お…終わった…っ)
この日の授業はいつもより長く感じられた。
百合子はふらつきながら教室をでていく。
「先生さよならっ」
「さよなら」
「明日ねっ!」
元気な生徒達が隣を走り抜けていく。
それを見送りながらも、百合子は穏やかにはいられなかった。
早くいかねば。彼の所に。そう、思っていた。
「さよならせんせっ!」
「ひぃいっ!?」
予想だにしない刺激に、百合子は座り込んだ。
なんのことはない、帰る生徒が軽く百合子の背中を叩いていっただけだ。
子供らしいスキンシップ。よくあることだ。
だが今の百合子には、叫び出すのに充分な刺激だった。
叩いた生徒も、その場にいた生徒達も、突然叫んだ百合子をキョトンと見ている。
「あ…あの…ゴメンネ、先生びっくりしちゃった…考え事してたもんだから」
笑みを作り、生徒にそう告げる。
「そっか…ごめんなさい先生」
申し訳なさ気に俯く生徒に百合子は首を横にふる。
「いいのよ。こっちこそ驚かせちゃったわね」
帰るよう促し、自分も歩きだす。また、廊下は普通の下校風景に戻る。
その現場を見つめていた一人を除いて…
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ふらつく百合子の足取り。先程の刺激は、危うく到達するほど秘所を苛んだ。
(あぁっ…もう嫌っ…)
授業中、中に納められたディルドゥは動くことはなかった。
だが濡れそぼったそこから抜け落ちそうになるたび、きつくくわえ直す、という作業をしているだけで、今の百合子は感じてしまうのである。
きっと授業中に動かされていたら、授業所ではなくなっていただろう。
理性は失せ、ただの雌の悲鳴をあげながら絶頂を貪っていた。
だがあえて鬼人は動かさなかった。理性を保ったまま狂わせる為に。
己がいかに卑しいのかを味わわせる為に、そうしたにちがいないのだ。
屋上に向かう中、階段を駆け上がる度快感が走る。
それを堪えながら、必死に歩調を早めていく。
彼の許可なく到達することは許されず、もしそれがばれれば恐ろしい目にあうことは明白で。
だからこそ百合子は急いでいた。
今すぐにでもイク許可を貰わねば、本当に狂ってしまいそうなほど、体は敏感に快感を求め出していたのだ。
「ごっ…ご主人…様っ…」
何とかたどり着いた先に、彼はいた。
「…遅いんだよ愚図。許可なくオナってたんじゃねぇだろうな」
「そ、そんなことございませんっ…」
慌てて不機嫌そうな少年の足元にひざまずき、百合子は額を地面に擦りつける。
「め…雌豚百合子は…ご主人様のご命令通り…一日我慢…しました…」
熱っぽい呼吸をしながら、百合子は鬼人の機嫌を損ねないようにそう告げる。
「…ふん。まぁいいだろ。さっさと服脱いでケツ向けろ」
「はっ、ハイッ…」
慌てながらも、百合子は衣服をぬぎすてる。
これでやっと快感が貰える。焦らされる快感から逃れられる。
そう思い、全裸になって鬼人に尻を向け、高く突き上げる。
そこには、一日玩具によって開ききった熟れた女の媚肉と、そこから溢れ出す透明の蜜に濡れた女の淫核があった。
「変態だな…動かした訳でもないのにこんなに濡らして…。しかもなんだ、随分でかくなってるぜ? お前のここ」
「くひぃいっ!」
元々少し大きめな百合子のクリ○リスが、焦らされた快感によって勃起していたのだ。
そこを爪で引っ掻いたのだから堪らない。百合子は呆気なく悲鳴を上げてへたりこんでしまう。
「だらし無い…。ほらちゃんと腰あげてろ! 弄ってほしいんだろうがっ!」
そう鬼人に尻を蹴飛ばされ、百合子はか細い悲鳴をあげながら、再び四つん這いの体制になるのであった。
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