夢少女 第3話

ume-ti

【第3話】


消毒をしているうちにようやく出血が止まった。

吾郎はガーゼ付き絆創膏を取り出し惠の膝頭にペタリと貼ってやった。

「これで大丈夫。絆創膏が目立って恥ずかしいだろうけど、しばらく我慢してね」
「ありがとうございました」

惠が伸ばした脚を元に戻すとき、ほんの一瞬スカートの奥が見えてしまった。

(うわっ!見ちゃった。パンティは白だった!うっほ~堪らないなあ~)

胸の鼓動が早くなった。
だけど惠は吾郎の動揺をよそに、丁重に礼を述べた。

「本当に助かりました。見ず知らずの私に怪我の治療までしてくださって、何とお礼を言えばいいのか」
「お礼だなんて。怪我をした人を見過ごすわけにはいかないよ」
「吾郎さんって優しい人なんですね」
「いやあ、そんなこと~」

吾郎は照れながらも、何気に視線は惠の胸元に止まっている。
胸の谷間がカットソーからほんの少しだけ覗いている。

(何と!刺激的な光景~!)

そもそも男と言う生き物は『チラリズム』に弱い傾向がある。
全部見えてしまうより、少しだけ見える方が反ってそそられるものだ。
どこかの心理学者が『チラリズム』には四つのパターンがあると言っていた。

***************

「前かがみのチラリズム」(胸元)
「しゃがんだときのチラリズム」(太もも)
「スカートからのチラリズム」(太もも)
「髪をかきあげたときのチラリズム」(うなじ)

***************

このうちの「前かがみのチラリズム」と「スカートからのチラリズム」の二つを偶然にも短時間の間に体験してしまったのだ。。
最近女性とは縁のない吾郎にとって、あまりにも刺激的なシチュエーションだ。
瞬時に心の性感をくすぐられたとしても不思議なことではないだろう。

(うわぁ……こりゃあまいった。見てはいけないのに、つい目が行ってしまう……)

吾郎の視線が胸元に止まると、惠が見つめられていることに気が付いたようで、恥ずかしそうに態勢を変えてみせた。
次の瞬間、吾郎は惠の肩に腕を回した。
そう、それはほんの一瞬のことだった。

「えっ……?」

惠はよけようともしないで、はにかみながら俯いている。
勢いに任せて唇を求める吾郎。
みるみるうちに顔を真っ赤に染めていく惠。
引き寄せられるように重なり合うふたりの影。

「オレ、君を一目見たときから好きになったみたい……」
「私も……」
「ほんと?嬉しいなあ」
「……んっ……んん……」

吾郎が先に唇を開き、惠がそれに倣う。
ふたりは舌を絡ませ始めた。
重なり合う唇、漏れる吐息が理性を切り崩していく。

執拗に惠の唇を求める。
合間合間に惠の吐息が漏れた。

「んはっ」

舌を絡ませ、空気を求めるように互いを求め、キスが繰り返され、息を乱す。

唇を重ねるふたりが舌を絡ませ合えば、それは『結合への暗黙の了解』と言ってよいだろう。
男と女は言葉にしなくても、感覚で語り合うことができる。
初めて会った日であってもそれは同じことだ。

吾郎は抑え切れない欲求に、カットソーの胸の隙間から手を滑り込ませた。
柔らかくすべらかな肌が指にやさしく触れて心地良い。
指はさらに探っていきブラジャー越しに乳房に触れる。

「あ……いや……」

バストトップをまさぐる指は乳首の在処を確かめる。
布越しではあるが乳首に触れてみると、思いのほか固くなっているのが分かった。

(ああ、いい感触だあ……もう我慢できなくなってきた……)

一旦唇から離れた吾郎は惠のカットソーをせわしく脱がせに掛かった。
カットソーに続いて純白のブラジャーのホックを外しにかかる。
男として期待に胸膨らむ感動の瞬間だ。
まもなく小ぶりだが弾力性に富んだ乳房がカットソーから飛び出してきた。

「すごい、きれいな胸だね」
「見ないで……」
「ん?いやらしい乳首、ビンビンになってるじゃん」
「そんなこと言わないで。恥ずかしいから……」

しかし吾郎の言うとおりだった。
すでに充血した乳首が、サクランボのように固く尖らせている。
二本の指で乳首をいずる吾郎。

「あぁ……はぅっ……」

くりくりと乳首をいじられる刺激に、惠は唇を噛んで声を抑えた。

「んっ……んんっ……」
「どんどん硬くなってくる……」

ふいに、唇が触れるほどの耳元で吾郎が囁いた。

「っ……!」

惠はビクっと肩を竦める。

「感じるの……?」

吾郎の熱い息が惠の鼓膜を震わせる。

吾郎はすかさず固くなっている乳首を口を含んだ。
舌先でなめ廻しながら、ときおり「チュッ」と吸い寄せる。

「あぁ……そんなぁ……」

惠は甘く切ない声を漏らせた。
すぐに乳首を勃起させてしまうことと言い、感度はかなりいいようだ。

「惠ちゃんってすごく敏感だね」
「いやぁん、そんなこと……恥かしい……」

惠にそう囁くと吾郎は再び乳首を吸い始めた。
舌先は右の乳首を転がし、左手で惠の左胸をやさしく揉みしだいた。

「あぁ、だめぇ……」
「惠ちゃん……すごくかわいい……」

惠は吾郎の言葉に反応し、頬を緩ませやさしく微笑んだ。

「恋に落ちるって三秒もかからないんだね」
「そんなに早く?」
「オレ、君を見た瞬間好きになってしまったもの」
「私も」

会話は途切れて吾郎のてのひらは再び左の乳房をまさぐった。

「あぁ、あぁ、いやぁ…あはん……あぁぁぁぁ~……」

いよいよ気持ちが高ぶってきたようで、惠は突然吾郎の胸に頬をうずめた。

 

 

 
 

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