白雪百合 前編(3)

 

sirayuki-ti

 

 

【前編(3)】


小刻みに震える怪の体を、妖子は見つめる。そして

「自分で後ろ慣らしなさい。見ててあげるから」

そう、冷たく突き放す。
快感をすぐにでももらえると思っていた方としては、焦らされていることで逆に被虐心を煽られるのだろう。
欲しがるような瞳で見つめながらも、小さく頷いていた。

床に四つん這いになり、左手で体を支えながら、右手をゆっくりと臀部の方にはわす。
線が細い割りにしっかりとした体は男らしいのに、自分でアナルに指を入れる様は妙に淫猥だった。

「ッ…あ…ァッ…!」
「女の子みたい…」

甘い悲鳴が上がる。
普段よく使っているのか、怪の指はすんなり入った。
細く長い自分の指に犯され、いやがおうでも感じてしまう。

「自分でして…気持ち良い?」
「ん…ぁう…あゃ…こ…様ッ…!」

今にも果ててしまいそうなのに。
目の前にいるこの少女の許可がなければイクことすら許されない。
わかっていても、理性がきくのも限界があって。

「もっ…無理ッ…いかせ…て…下さっ…」

必死に哀願しても、彼女は笑顔のままである。だが許可ではない。許可がなければ、楽になることはできない。

「ふぁあっ…!」

止まらない指が射精したさに、快感を得るような動きを激しくする。
もう時期本当に我慢を越える。許可なく果ててしまいたくない。

それ以前に、許可なく到達することなど許される訳がない。自分は主の持ち物なのだから。

「ぁあっ…ンッ…くぅ…」

堪えれば堪える程、快感が強くなる。甘い声ばかりでる。
快感を貪っているはずなのに開放出来ず、怪の喘ぎ声に苦痛の色が混じり出す。

そこでやっと妖子が微笑む。

「じゃあ…ちゃんと床を汚さないようにね」
「ぁ…ありがとぉ…ございますッ…」

力を抜きながら、己の性感帯を擦り上げる。

「ひ…ァアァッ!」

射精間際に先端を押さえ、白濁色の欲望を掌に吐き出した。

「ふぁ…あ…」

体が床に落ちるように倒れた。その腰の辺りを、妖子が楽しげに踏み付ける。

「…気持ちよかった? 怪。自分で弄ってアンアン喘いで…ホント、ただのケダモノなんだから…」

妖子の嘲るような声に、いつもなら謝罪の言葉の一つも返すのに、今日は上手く口が動かない。
そのせいで、ヒュー…ヒュー…と口端から漏れる息だけが部屋に聞こえる。

「気持ちよかったの? 答えなさい」

そう、妖子の声が少し厳しくなる。
早く答えないと、罰が与えられる。

解ってはいるのに。もっとひどくされたい。虐げられたい。

「…そう。答えないんすね。じゃあ…お仕置きかな?」

そういうと、妖子はベッドの側に行き、枕元の小さな引き出しを開く。
そこから取り出されたのは、直径が3㎝程のバイブだった。
先端は当然のように男性器を象っており、表明には小さなイボイボが付いている。

間違いなく女性用だ。しかも、アナルにいれるタイプではない。

「ぁ…そんな…」
「元々いやらしいその体を虐めてあげる予定だったんだから…これくらい覚悟はしてたでしょ?」

そのバイブのスイッチを弱のままいれ、見ただけで興奮している怪の乳首にあてる。

「ひぁっ…!」
「こんな感じ。まぁ…怪が最強にしてほしいって言うなら、してあげますけどね」

嫌な訳などなかった。その快感をじれったいと思う程、次の快感が待ち遠しくて。

「ぉ…お願いします…ッ…この玩具で…私めのいやらしいアナルを…可愛がってくださぃ…ッ」
「…自分でどうぞ?」

渡されたバイブを手に取り、ゆっくりとアナルに挿入する。
弱とはいえ振動を続けるそれのせいで、上手く入れられない。入口を刺激されるだけで、喘いでしまいそうになる。

「ァッ…くぅ…」

それでも、一気に奥まで飲み込む。その途端だった。

「ヒッ…あ、あぁあっ!」

不意に振動が強くなり、前立腺を甘い痺れが襲ったのである。

「…気持ちいいの? 根本まで玩具飲み込んで」

リモコンを見せながら、妖子が不敵に笑む。
だがすでに快感に意識を奪われ、悲鳴のような喘ぎしかでない。

「ぁあっ…あっ…もっ…!」

無理だ。すぐにでも果ててしまいたい。
そう、思った頃に、妖子がニッコリ微笑む。

「ここまでにしましょっか」

中のバイブの振動が止まる。快感が、消えた訳ではないがおさまりだす

「ぁ…」
「お仕事の続き、してらっしゃい。彼女の迎えが来る前に調教を最終段階にして」

あっさりとそう命じられ、中途半端になった快感がじれったく股間を刺激する。

「あの…」
「やりなさい」

それ以上は、彼女がまた構ってくれるまでお預けだ。引かずに求めたい。
しかしそんなことしたら、暫くは相手もしてもらえなくなる。

「たまにこれを弄って上げますから、さっさと行って」

少し冷たいくらいの声に、もう自分に飽きてしまったのではと不安そうに顔を上げる。
だが声とは裏腹に、妖子は優しく微笑したままだった。

不安の色を浮かべた怪に気付いたのか、先程より言い方を柔らかくして言葉をつなぐ。

「怪は焦らされるの…好きっしょ? お仕事終わったら…あたしの中に入らせてあげる」

それまではバイブで中虐められて泣いてたら? と、意地悪く命じられ、怪は先延ばしになった快感に思いを馳せる。

「…ハィ…妖子…様…」

脱ぎ散らかされた服を、怪は着直す。
その間もずっと、妖子の甘い視線に曝されていて、何度もいってしまいそうになった。

 

 

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この作品は、ひとみの内緒話管理人、イネの十四郎様から投稿していただきました。 
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