【第5話】
「痛いよ~!やめてぇ~!」
「これぐらい我慢する~!今日の検査棒はいつものよりちょっと太いだけ~!」
「いや、いや、いやぁぁぁぁぁ~~~~~!」
検査係から『検査棒』だと言われても、いつものものとは弾力性や感触が全く異なっており、加奈子は検査係の言葉を素直に信じることができなかった。とは言うものの、加奈子にとって男女の性交はまだ未知の世界であり、今挿しこまれているものが男性のペニスであるとはすぐに理解できなかった。ただ、目隠しをしている顔のそばで男の息使いが聞こえてきたし、両方の膝裏に相手の肉体の一部が当たってきたことから、尋常ではない気配を感じ取っていた。
(ズンズンズン!ズンズンズン!)
「おおおっ!検査棒が奥に入って喜んでいる~!」
検査係は相変らず訳の分からないことを口走っている。
「お願いです!すごく痛いので早く抜いてください!」
「はぁはぁはぁ、検査はまだ終わっていない!もう少し我慢しなさい!」
痛みに耐え切れず、加奈子は検査の中止を訴えたが、検査係は簡単にはねのけてしまった。
(ズンズンズン!ズンズンズン!)
「おおおっ!検査が終了するかも~!おおおっ、おおおっ!こりゃ堪らん~!」
検査係は突然、挿しこんでいたペニスを慌しく抜き去り、加奈子目掛けて精液を放出した。加奈子の腹部に白濁色の液体が降り注いだ。
加奈子は痛みから解放されたことで、小さく安堵のため息をついた。
汚された加奈子の腹部がタオルで拭き取られると、下半身裸で我慢汁を流して待機していた防犯係が、「待ってました」とばかりにすぐさま加奈子に挑んだ。目前で激しい交接を見せつけられて、気分はすっかり高揚しており、鼻息荒く加奈子の上に乗ってきた。
新たな異変を感じとった加奈子は拒絶の態度を示した。
「2回目の検査する~!大人しくしてる~!」
だが検査と言う言葉には逆らえず、従順にならざるを得なかった。
簡単な愛撫のあと、早速挿入が開始された。
再び疼痛が加奈子を襲った。
「うっ」
「はぁはぁはぁ、本当だ。マジ狭い!」
「いたいっ!」
「し、しばらく我慢する~!」
(ズッチョン、ズッチョン、ズッチョン)
狭いことには変わりはなかったが、2回目と言うこともあって、先程よりも円滑に事が運んだ。
「いたっ・・・いたいっ!あぁ・・いやぁ・・・やめてください~・・・」
「はぁはぁはぁ、はぁはぁはぁ」
(ズッチョン、ズッチョン、ズッチョン)
「おい、四つん這いになれ」
加奈子は言われるがままに、仰向けから四つん這いに態勢を変えた。
まだ熟していない小ぶりな臀部にそっとペニスが宛がわれた。
(ズ、ズ、ズン!)
「あぁっ!」
「うううっ!窮屈だがすごくいい~」
(バッコン、バッコン、バッコン!)
「いたい・・いたい・・・あぁ~・・・もう許してください・・・」
「早く終わって欲しければ、検査棒をしっかり咥えるんだ!」
(バッコン、バッコン、バッコン!パンパンパン!)
「あぁ、あぁ~・・・はあぁぁぁ~・・・」
「あれ?この娘、いつのまにか汁を流し始めてるぞ!お陰でピストンがスムーズだ!」
「どれどれ?おおっ、本当だ!濡らしてやがら~。感じてきやがったな?おい、もう1回、俺と変われ!」
「何言ってるんだよ!今、忙しい最中だ!あとであとで~」
(パンパンパン!パンパンパン!)
後背位特有の接合による空気音が、狭い検査室に高らかに鳴り響いていた。
加奈子が甘い声を出し始めるのにさほどの時間を要しなかった。
【加奈子・屈辱の身体検査 完】
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