【第2話】
体操選手ならともかく一般人にとって片足立ちは案外難しいものだ。
柱を支えにできれば容易いが、支えがなければバランスを保つのが大変なのだ。
加奈子は左右にふらつきながらも何とか均衡を保つことができた。
「ふらつかない!」
「はい・・・」
やにわに検査係は低い姿勢になり、卑猥な視線を加奈子の恥部に注いだ。
加奈子はいたたまれなくなり足を下ろそうとしたが、検査係はそれを許さなかった。
「は、恥ずかしい・・・み、見ないでください・・・」
「何を言ってるんだ?君は。見られて困るようなことをしたのか~!?この辺の穴に料金を隠したんじゃないのか~?」
「そ、そんなこと絶対にしません!」
「ホントかな~?信用できない~!よし、詳しく調べよう!その椅子に両手を着いてお尻を高く上げる~!」
「お願いです!絶対に盗ってません!許してください!」
「だめだめ!早く両手を着いて!」
検査係は聞く耳を持たなかった。
すがりつき哀願する加奈子は冷たく突き放した。
加奈子は泣きべそをかきながらパイプ椅子に両手を着いた。
「ほほう~、いよいよ検査だね~!」
いつのまにか防犯係も入ってきて検査の様子をうかがっているようだ。
ふたりの男たちが痴態を見つめている。
加奈子は羞恥で身体中を赤く染め半泣きになった。
「泣いたってだめ~。お尻をもっと突き出して!」
(パシン!)
検査係が加奈子の丸い尻に平手打ちを見舞った。
「いたいっ!」
検査係は直径5センチほどの丸いプラスチック容器から白い軟膏をたっぷりと指にすくった。それは滑りをよくするワセリンであった。
すぐさま加奈子の性器にワセリンを塗り始められた。
ネットリとした冷たい感触が加奈子を襲った。
大陰唇、小陰唇、膣口にくまなくワセリンが塗り込められていく。
続いて肛門にも塗られた。
「ひぃ!」
何をされるのか気が気ではない。
性器や肛門に触れられる不快感もあったが、それ以上に恐怖感が加奈子を包み込んだ。
検査係は指サックをはめた。
「検査開始~!」
検査係はそう告げると最初に加奈子の性器に触れた。
「こちらの穴に隠しているかも~」
そう言うと膣口に指を挿しこみ、内部をこねはじめた。
「い、いたっ!」
(グリグリグリ)
「いたいですっ」
「検査が終わるまで辛抱する~!」
(グリグリグリ)
「ひぃ~~~!」
「どうだ?料金隠していそうか?」
「いや、まだ見つからない。もっと奥に隠しているのかも」
(グリグリグリグリ)
「いたい!」
検査係の指は第2関節まで埋没した。
(グリグリグリグリ)
「ひぃ~~~~~!!」
「見つからないな~」
(グリグリグリグリ)
「隠してません!だからもう許してください!」
「検査が終わるまでだめ~」
(グリグリグリグリ)
「いやっ!許してください!」
指はいつしか抽送を繰り返していた。
「ああっ!ああっ!」
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