哀奴まどか 第4章 子猫(1)

 

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【第4章(1)】

5月の連休も終ったあの日、父と母は晩餐会を兼ねたピアノリサイタルに夕方から外出されたのです。
出かける時、11時頃までには帰宅するからと、言っておられました。

妹は、学校のクラブ活動のためでしょうか、父と母が出かける時には、まだ帰宅していませんでした。
それで私は暫くの時間を、一人だけで過ごしたのです。
その頃の私は、一人になると何時も考えてしまうのです。

私の、あの欲求は満たして頂けるのでしょうか・・・
身体の奥で、咽び泣いているあの欲求を・・・
私の敏感なところを責めて下さるだけでは、もう満たされないのです・・・
このことに・・・何時ご主人様は、気が付いて下さるのでしょうか・・・

ご主人様と、二人だけになる日のお料理は、私が作るのです。
私は全裸のまま、小さなエプロンだけを着けた姿で、台所に立つことになっているのです。

その日も、時間が来ると命令されている通りの姿で台所に立ち、いろいろとご主人様のお好みのお料理を、作り始めたのです。

そうなのです。
私は、ご主人様がいないからといって、ご主人様の命令に背くことはしないのです。
そんなことは考えることさえ、しなくなっていたのです。

ご主人様の子猫――その頃には、かなり大きくなっていましたが――のミミが、こんな時はいつも私の足にじゃれています。
私の裸足の臑に、爪を立ててじゃれるので、とても痛いのです。

でも、私はミミを追い払うことができないのです。
もし、追い払おうとしてミミに触ったり、いや、私が逃げようとしてさえも、ご主人様に酷く怒られてしまうのです。

ミミもそれを知っているのでしょうか、いつも台所に来ては、私の足に爪を立てて遊んで行きます。
だから私の足には、いつも小さな擦り傷が、たくさん付いているのです。

その日、もう暗くなってから帰宅されたご主人様は、何か嫌なことがあったのでしょうか、とても不機嫌なご様子でした。

こんな時はいつも、私に辛く当たられるのです。
今日も、きっと残酷な、耐え難いほどのお仕置きをされるのでしょう。
わたしは、その時が来るのを想像するだけで、期待に胸が騒ぐのです。

どんなお仕置きなのでしょうか・・
どれ程辛い眼に遭わされるのでしょうか・・

お願いです、ご主人様・・今日もまどかを、愛して下さい・・・
そして、機嫌を直して・・・いつもの、朗らかなご主人様に戻って・・・
まどかに、どんなことをされても・・構いませんから・・・

でもお願いです・・・その後で、私を、まどかを満足させて下さい・・・

私は、心の呟きを声にだすことはできませんでした。
私はご主人様から話しかけられた時しか、お返事することができないのです。
勝手にオシャベリすることは、許されていないのです。

それでご主人様と私は、黙ったまま食事を済ませたのです。
ご主人様は食事が終わると、さっさと2階に上がって行かれました。
私は急いで、食後の後始末を始めたのです。

まどかっ!!・・早く来なさいっ!!・・・

まだ、幾らも時間の経たない内に、ご主人様の大声です。
私は慌てて、それでもイソイソとして寝室に上がったのです。

私の寝室のベットは、布団も上掛けも取り払われていて、マットレスの上に直接ビニールのシートが敷いてありました。
四隅の脚には柔らかい綿のロープが結ばれています。

私には、直ぐに判りました。
今日はこの上で、手足を「X」字型に固定されて、嬲られるのです。
私は期待を胸に、ご主人様が何も言う前にベットに上がり、手足を伸ばして横たわったのです。

ご主人様は私の手足を固定すると、いつものように私を責めるための、道具を集めに出て行かれました。
戻って来られたご主人様が持っておられるのは・・牛乳のパックと小皿、それに小さな絵筆なのでした。
ご主人様が開けたままにしていた扉から、ミミがのんびりとした様子で入って来ました。

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この作品は、ひとみの内緒話管理人、イネの十四郎様から投稿していただきました。 
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