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【第4話 より抜粋】
脱衣時にはつい屈み込んでしまうので、引力に逆らえない乳房がひときわ誇張される。
一糸まとわぬ姿となってしまったありさは恥ずかしさのあまり両手で秘所を覆っている。
「手で隠していたら証明にならないじゃないか」
車野山の放った一言でありさはすごすごと手を放す。
繁みはかなり薄めで辛うじて秘所を隠している。
それでも車野山は、
「よく見えないな。繁みの中に隠している可能性もあるし」
意地の悪い詰問を浴びせさらにありさを窮地へと追い込んでいく。
「隠してなんかいないです。こんなところに隠せるはずが無いじゃないですか」
「それはどうかな?まあ調べれば分かることさ。そこに横になってもらおうか」
車野山は宿直用の簡易ベッドを指差した。
「嫌です!そんなこと絶対に嫌です!」
逆らうと不利益になると考え車野山の指示に従っていたありさだったが、この時初めて拒絶の態度を示した。
「嫌だって?じゃあ警察に電話するけどいいんだね。もちろん大学にもね」
野々宮ありさ
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