【第十話】
年頃となったありさは若き肉体の炎を鎮めるため寝屋で自身を慰めたことはあったが、よもや愛しい男子(おのこ)と縁を結ぶ前に、野卑な男たちに汚れなき花びらを散らされてしまうことになるとは、何という悲運であろうか。
ありさは口惜しさで涙が止まらなかった。
それでも男たちにはどこ吹く風。ありさが泣こうが喚こうが気にも留めず、ただひたすらにありさの肉体を蝕み続けた。
じんわりとずいき張形から出てくる成分が粘膜を充血させ始め、次第にじっとしていられなくなる。
ありさは片足吊りの不自由な姿のまま、かすかに欲情の気配を見せ腰をひくつかせ始めた。
「あうっ……うううっ……あぁ……いや……」
初めての快感に戸惑いながら、ありさはかすかな喘ぎ声を漏らし始める。
月明かりが破れた障子越しに小屋の中を照らし、あられもない女武者の姿を浮かび上がらせた。
徳太郎がゆっくり捏ねるたびにありさの口から漏れる喘ぎ声は大きくなり、自分でも押しとどめることのできない域に達していた。
ずいき張形は身体に突き刺さって同化した生き物のようにありさの腰ごと揺らし始めた。
むずむずと芯から這い上がって来る快感がありさの腰をいやらしくうねらせるのだ。
ありさが生娘とは思えない反応を示すとますます徳太郎は得意げになりずいき張形を捏ね回す。
「ぐふふふ……生まれて初めて穴を穿られる気分はまんざらでも無さそうだな。ほれほれ穴掘り~!ズンズン穴掘り~!」
「いやぁぁぁ……そんな無体なぁぁぁ……」
徳太郎は上機嫌でずいき張形を操っている。
他の三人もなぶり方が次第に大胆になっていく。
「さてと、ずいきの成分がかなり浸み込んだようだし、ぼちぼち本物をぶち込むとするか」
徳太郎がずいき張形を引き抜き濁った太い声でつぶやいた。
意外にもずいき張形がてらてらと光っている。
「『嫌だ嫌だ』と言ってた癖に結構濡らしてるじゃねえか?」
「お頭、娘が立ったままだとやりにくいのでは?縄を解きやしょうか?」
「いや、このままでいい。立ち姿の女とやるのも面白い。ぐふふ……」
「お願いです……もう許してください……」
「ふん、無理な注文だな、今からが本番だからな。俺様のチンポをしっかりと味わいな。ぐふふ……」
徳太郎はありさの正面に立ち腰を抱き寄せ、そそり立った一物を花弁に宛がった。
「さあ、行くぜ。俺様のチンポは少々太めなので覚悟しな」
ズブリと突き刺さった瞬間、ありさは火が点いたように泣き叫んだ。
身体を揺らして徳太郎から逃れようとすると、周囲から男たちが押さえ込んでしまう。
「なかなかてこずらせてくれるじゃねえか、大人しくしな」
ありさがいかに暴れようとも、四人の男の力の前ではあまりにも非力だった。
「い、痛い!もう許してください!」
「もっと俺に哀願しな。泣いてすがる女を犯すのって……たまらねえな~」
「もう入りません!もうやめてください!」
「よく言うぜ。もうこんなに濡らしてるじゃねえか。いやだなんて言いながら感じてるじゃねえかよ~。ほら、ズルズルだぜ、ぐふふ……」
「濡れてなんかいません!お願い、もうやめて!」
「え?何だって?もっと激しく突いて欲しいってか!?」
(ズンズンズン!)
「そんなこと言ってません!ひぃ~~~~~!!」
(ズンズンズン!ズンズンズン!)
「いやぁ~~~~~~っ!」
ありさは抵抗にならない抵抗の声を上げた。
「もっと欲しいんだろ~、襞がひくついているぜ。たっぷりといかせてやるからよっ!」
そういうと徳太郎は、一気に肉棒を突き刺した。
「ひぃっ!あっぅ!いやぁっ~~~~~~~~!!」
それほどの時も経たないうちに、徳太郎は絶頂を迎えようとしていた。
「くぅ~~~!!もう我慢できねえっ!!たっぷりと中に出してやるぜ~~~~~っ!!」
「やめてください~~~~~!!」
「おおっ、おおっ!すごい締めつけだぜ~~~!!こりゃ持たねえ!!」
ビクンビクンと徳太郎の肉棒が大きく脈を打ち、熱いものがありさの中に注ぎ込まれた。
「ゴホンゴホンッ!」
半時ほどが経過し、そこには咳き込みながら精液を吐き出しているありさの哀れな姿があった。
まるで犬のように四つん這いにされたうえ、背後からは平吉に深々と貫かれ、前面からは捨蔵の黒々とした肉棒がありさの口唇を犯していた。
「むっ、それがしものを吐き出すとは」
咳き込みながら大粒の涙を流すありさに、男たちの容赦の責めが続いていく。
「もう我慢できねえ!」
捨蔵の口内発射を見届けた弥平は、今度は自分の番だとばかりにありさに挑みかかる。
「さあ、俺のものをしっかりと咥えろ」
しばらく風呂に入っていないのだろう、ありさの鼻を強烈な異臭が突き刺す。
(くっ、くさい……)
顔をそむけるありさの鼻をつかみ、強引に肉棒を押し込む弥平。
「うぐうぐうぐ!」
情けなさに思わず涙ぐむありさ。
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