女の子が街中でスカートをたくし上げ

 

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第8話
スカートの中の秘密


8月18日 月曜日 午後6時40分  早野有里

「おじさーん。並ひとつと天ぷらぁーっ」

「はいよぉ、並と天ぷら」

「有里ちゃーん、こっちまだぁ……」

「はぁーい。ただいまぁ」

夕食時とあって狭い店の中は、人、人、人の大混雑……
座席は、テーブルもカウンターも、ほぼ超満員。
おまけに窓から店の中を覗き込んでは、入るべきか悩んでいるお客さん候補も、ちらほらと……

わたしは狭い通路をかい潜るように移動しながら、注文取りから、配膳、会計とひとりで何役もこなしていた。
もちろん、愛嬌を振りまくことも忘れていないよ。

でも、おじさんだって中々やるわね。
洪水のようなオーダーを、たったひとりでこなしていくんだから。
わたしも負けていられない。

「いらっしゃいませ。ご注文は……?」

ほら、きみも手伝ってよ。
たまには動かないと、豚さんになっちゃうよ。

誰かが、活気のある飲食店はまるで戦場みたいだって言ってたけど……
確かに最近、お客の数が増えたよね。

きっと美少女店員が働いている『そば屋』として、噂が広まっているのかも知れないよ。
お陰で、最近のおじさんはいつもニコニコ顔♪♪
お給料上げてとお願いしたら、OKしてくれるかな。

それにしても、今日はよく混んでいるわね。
そこの人! 食べ終わったのなら、お会計を済ませてよね。
外で次のお客さんが待っているんだから。

それなのに、さっきから何よ!
わたしの足ばかりジロジロ見つめちゃって……!
あっ、こっちの人も! 気が付けばそっちの人まで!

そんなにわたしの足が珍しいの?
それともスカートを履いているから?

わたしは、さりげなくスカートの裾を押えていた。
別にミニスカートってわけじゃないよ。
ちょっとひざ小僧が見え隠れするくらいの、青色のフレアースカートなのに。

……どう? 可愛らしく見えるかな?

店に入ったときのおじさんなんか、鳩が豆鉄砲って顔で、わたしを上から下へとジッと視線を這わせるの。
そして一言だけ。「いいねぇ」だって……

わたしも半年前までは、スカートを履いて通学してたんだから、特に意識しないようにしている。

ただね……
テーブルを片づけるときなんかは、ちょっと気をつけないとね。
あまり前屈みになると、わたし自慢の美脚が太腿の奥まで覗かれそうだからね。

一応、鏡の前でチェックはしてみたよ。
パンツ見えないかなぁって……?
そうしたら、ギリギリセーフ。
それってやっぱり恥ずかしいからね。
特に、今日のパンツだけは絶対に覗かれたくなかったから。

……えっ?
それならいつも通り、ジーンズを履いてバイトすればいいって?

うん。いろいろとあってね……
そうもいかないんだ。

「ゆーりちゃん。ビール追加ね……」

「はーい」本当に今日は忙しいわね。

「それにしても、珍しいね。有里ちゃんがスカート履いているなんて。まあ、おじさん的には嬉しいけどね」

「うふふ、たまには若い娘のお色気でも、サービスしようかなって。これでお店の売上アップならいうことなしだね」

「有里ちゃんもしっかりしてるねぇ。おじさんも、ついつい注文しちゃった。まあ、いい目の保養もできたし、若い子のパワーももらったからね。今晩あたり俺もカミさんと、夜のお仕事でも……クククッ」

「おじさん! そういうの女の子の前では禁句! わかった?」

わたしは笑顔で怒りながら、自分の手がスカートに伸びるのを我慢していた。
ここは平常心。平常心で……
さあ、あと1時間……がんばろう。

……やっと、終わった。
わたしは嵐が去った後のようなお店の中を、おじさんと一緒に片付けていた。
さすがに今日は疲れたね。
なんだかいつもの倍くらい働いた気がする。

さあ、おそうじも終わったし……
普段ならこの後「おつかれさま」で、家に帰って、お風呂に入って、遅い夕ご飯をお母さんと一緒に……
でもね今日は……

わたしはお店を出ると、母に急いで連絡を入れた。

「お母さん。わたし……有里……あのね、今日……」

今夜は、友達の家で勉強するから遅くなります。
ご飯は先に食べていて下さいって。

また嘘をついてごめんなさい。
お母さん。有里は今夜も悪い子になります。

さあ、もうひとつのお仕事へ行くわよ。
きみも急いで……

……ん? どうしたの?
ちょっとぉ、きみまでスカートが気になるわけ?
えっ?! 中がですって……!

う~ん、わかったわ。きみにだけは見せてあげる。
今日のわたしの秘密……
……誰も見てないよね。
ちょっとだけスカートを持ち上げるから、チラっとね。
あまりじっくりと見ちゃ嫌だからね。

スル……スル……スル……

さあ、見てもいいよ。
……これで、分かったでしょ。
本当は恥ずかしかったんだよ。でも、仕方ないよね。

あっ! 時間に遅れそう。
……きみ、走るよ。
もしスカートがめくれそうになったら、きみが裾を押えてね。

わたしは指示された時刻の5分前に、なんとか病院に辿り着いた。

「ふーっ、やっと間にあった……」

お店からここまで、約2キロ。
それをほぼ全力で走ったんだから、息はゼエゼエいってるし、全身は汗まみれになるし……
これからのことを思うと、気は重いし……
よく考えたら、何もいいことがないじゃない。

「早野有里様ですね。どうぞ、こちらへ……」

受け付けで、そんなわたしを待っていたのは、マッチョの横沢さんではなかった。
とても若い看護婦さんだった。
ショートの髪をナースキャップに包み込んで、姿勢良く颯爽と歩いている。

おまけに、スタイルのいい人。
ナース服の上からでも、出るところは出てるって感じで……

わたしと違って、胸も大きいしね。
男の人が喜びそうなエッチな身体付きかな。
その割に、顔立ちは清純そうな感じで、そこのアンバランスさが男性を引き付けるのよね。

……いやだ。
わたしって、なにを考えているんだろう。
これじゃまるで、中年オヤジの心の中みたいじゃない。

わたしは頭を振ると、若い看護婦さんの名札を確認した。

水上千里……?!

この人って、お母さんが話してた新しい看護婦さん?
ということは、お父さんの世話も……

やるわね、お父さんも。
でも気を付けないと、お母さんが嫉妬するかもよ。

それにしても、わたし……この人にどこかで会ったような?
そうでないような?
うーん……思い出せない。

「早野様、こちらでございます」

頭の中で妄想しているうちに、水上っていう若い看護婦さんは、わたしの前から去って行った。

目の前には、1週間前と全く同じ光景が広がっている。
わたしは大きく溜息をついた。
今日はなにをされるんだろう。

冷静になりたくないのに、頭が冴えてくる。
なるべく他のことを考えてごまかしていたいのに、この部屋の扉を見た瞬間に1週間前の悪夢が鮮明に蘇ってきた。

きみ、行くわよ!

わたしは奮い立たせるように両腕に力を込めると、扉をひらいた。

 

 

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