パーフェクトボディの女の子がヒロインに追加

 

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第33話
断ち切れぬ友への想い


8月12日 火曜日 午後1時30分  吉竹舞衣

私は大学の講義が終わり、駅へ向って歩いていた。
帰り際、何人かの友人に昼食を誘われたけど、今はそんな気になれない。

「有里……大丈夫かな……」

そうポツリとつぶやき、深い溜息を吐く。
頭の中は、有里が心配……これで、埋め尽くされていた。

講義が始まる直前に、友人の上條理佐が耳打ちしてくれた。
校庭で有里らしい女性が倒れて、付き添いの男性とタクシーで病院へ向かったと……

その時の私の表情は、尋常じゃなかったみたい。

隣で座っていた理佐が一言。
「舞衣、大丈夫? 救急車呼ぼうか」って、言ったくらいだから……

「……有里」

また彼女の名前をつぶやいて、道端で溜息を吐く。
普段通りの帰り道ということと、考え事をしていたせいで、私の注意力は散漫になっていたみたい。

脇道の方から、うるさく打ち鳴らすベルの音が聞こえてくる。
その方向に目をやると、退けと言わんばかりの勢いで、全力で自転車を漕いでいるおじさんが……?!
気がついた時には、もう手遅れの距離だと思った。

もうだめっ! ぶつかるって……!
だけど目を閉じた瞬間、背中を誰かに押された。
危うく難を逃れた私に、自転車の主は捨て台詞を残しながら走り去って行く。

ありがとうございます。おかげで助かりました。

……あら? あなたは?!

確か以前……有里と一緒にいた方ですよね。
そう、大学の教育科棟で……
私と有里が会っていたとき、寂しそうな顔で佇んでいた。

私のこと、覚えていますか?
あの時は、失礼しました。思わず取り乱してしまって……
あの子……ううん、有里の気持ちも考えずに……私って最低ですよね。

あっ、そうだ! 教えて下さい!

有里は? 有里は、大丈夫なんですか?!
校庭で倒れて、病院へ運ばれたって聞いたから……

……えっ? 軽い熱中症?
それで、少し休んだら良くなったのね。
よかった。大したことがなくて、本当によかったぁ。

それで今は、自宅で休んでいるの?

本当は、今すぐにお見舞いに行くべきなんだろうけど……
あなたも知っているでしょ?
私と有里の関係……

……それでも?
何かの手助けになるかも知れないから、まずは私に自己紹介して欲しいって?

ええ、いいですよ。
ただ、その前に……そこのパン屋さんに寄っても構いませんか?
安心したせいで、急にお腹が空いてきて……

以前は、買い食いなんて行儀の悪いことをしてはいけませんって。
有里にも注意したことがあったけど……
彼女って、私の目を盗んではここのパン屋さんを利用してたわね。

うふふ……今日は、特別です。
私も買い食いすることにしました。

あなたも、一緒に食べませんか?
話は、それからと言うことで……

私は2階のホームに上がると、日陰のベンチに座った。
普段から学生専用の駅と化していることと、午後2時という時間帯のせいか、ホームに立つ人影はほんの数人といったところ。

次の電車が来るまで、15分余り。
今のうちに自己紹介をしましょうか。

私の名前は、吉竹舞衣(よしたけ まい)って言うの。
高校を卒業後、今年の春からこの大学に通っているわ。
学科は有里と同じ初等教育科。
お互いに、小学校の教師を目指しているからね。

家族構成は、父、母、私の3人暮らし。

他に聞きたいことは?
私の容姿……?
それは……あなたの見ての通りだと思うけど……うーん、難しいわね。

髪はストレートな、セミロング。
それを自然な形で肩先に流している。

顔立ちは、やや面長で……
かなり前のことだけど、有里が居間に飾ってある日本人形を見て、まるで舞衣みたいって言ったことがあるから。
まあ、そんな感じかな。
確かに眉は細いし、目も細め
それに肌も白いから、和風美人ってことにしておいてもらえる?

よく友人は、あどけなさを残す有里に比べて、舞衣は清純な大人の女性の顔立ちだって、言ってくれるけどね。
でもね、これは有里には内緒にしておいてね。

他にスタイルも説明するの?
うーん、どうしようかな?
……ふふふ……冗談よ。
あなたは、特別の存在みたいだから教えてあげるわ。

身長は有里よりやや低めで159センチ。体重は秘密……
言っておくけど、自分ではバランスの取れたスタイルだと思っている。
まあ、自称だけどね。

スリーサイズも教えられないけど、バストは有里より大きいわね。
彼女、私の胸を見て羨ましがっていたから……多分そうだと思う。

あと、有里との関係は説明しないといけないわね。

彼女とは高校に入学してから知り合ったの。
私は中学卒業と同時にこの街に引っ越してきたから、高校に進学しても知らない人ばかりで。
中々周囲に融け込めずにいたわけ。

……性格?

そうね。どちらかというと、ひとりで本でも読んでいる方が好きだし、ちょっと引っ込み思案かもね。

そんなとき、最初に声を掛けてくれたのが有里だった。
彼女は明るくて運動神経が良くて、おまけに面倒見が良くて。
お陰で私も、クラスのみんなと打ち解けることが出来たの。

そんな、まるで正反対のような二人だったけど、意外と気が合って、私と有里は無二の親友になっていった。
そしてどちらが先に言い出したのか忘れたけど、私と彼女は教師になる夢を語り合っていたの。

その後は、あなたも知っているでしょう。
二人でこの大学を受験、無事合格して、現在に至るというわけ……

これで大体理解出来たかな。
あっ、電車が入って来たわ。

あなたも、時間があればどう?
私の家まで案内するわよ。

 

 

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