性奴隷デビュー前夜祭

 

shy468-02

46860-12

banner-S

kannou468-4

9a1eb14d

468x060

 


 

shyou-ti1

 

 

第11話
淫魔からのメール


8月11日 月曜日 午後5時30分  早野 有里

それから1週間、幸いにして父の発作は起きなかった。

わたしたち親子の愛に満ちた看病と、薬の効果かな?
そして、その間にお母さんへの説得も行われた。
お父さんの治療方法と医療費のことも、うまくごまかさないといけないからね。
このあたりは、専門家である松山先生にお任せしたの。

あの先生ったら、作り話を信用させようとして、嘘の申請書を片手に迷演技……?!
結局、お母さん。あっさり騙されちゃって……
最後はボロボロと大粒の涙を流しての嬉し泣き。
ついでに、わたしも思わずもらい泣き。

あの時のお母さんの顔は、今でも忘れられない。
号泣してるのに輝いていた。

話の内容は、臨床試験の患者になる条件としてお父さんの医療費は免除されるとか……
でもそんなこと、どうでもいいじゃない。
お母さんには、いつまでも笑っていて欲しいからね。

「ねえ、お母さん。お父さんって……わたしたちのこと、どう思っているのかな?」

西日の射す病室でお父さんの寝顔を見ていたら、何かふっと聞きたくなって話し掛けていた。

「うーん、そうねぇ。一言……ありがとうかな」

少し考える素振りをみせて、母は意味深な答えをした。

「……ありがとう。それだけ?」

不満そうな声を上げたわたしの横に母は並ぶと、父の頭を撫で始める。

「照れ屋さんのお父さんに、それ以上の言葉は必要ないと思うわ」

「……そうね。その方がお父さんらしいかも」

納得したようにうなずいて、わたしもお父さんの頭を撫でていた。

この1週間……
お父さんには申し訳ないけど。
ある意味、わたしたち家族にとっては幸せな時間だった気がする。
相変わらずお父さんの意識は戻らないし、お母さんと一緒に病院へ通っては病室で過ごすだけの毎日……

でも、そんな日々が貴重で有意義な時間。
今になって思えば、きっとそうかも……
よく考えてみたら、こんなに長期間、家族3人が揃うことってなかったよね。

「有里。お母さん明日からパートの仕事に戻ろうと思うの。お父さんの具合も安定しているし、せっかく見付けた仕事だからね。あまり長いこと休んで、クビにでもなったら大変でしょ」

お父さんの顔に日が射さないように、母がブラインドを調節しながら話し掛けてきた。

「お母さん、お仕事がんばってね。わたしも、そろそろ講義に出席しないと単位に響くから……明日から行こうかな。それに、並木のおじさんも首を長くして待っていそうだしね」

「それじゃ有里、今晩は外食にでもしましょうか。明日からのふたりの頑張りに備えて、きょうはお母さんがご馳走してあげる♪」

「大丈夫? パート代って安いんでしょ。あっ、ちょっと待って……メールが入ったみたい」

携帯がポケットの中で震えている。
ほんの束の間のささやかな幸せを空気を読まない誰かがジャマをする。
わたしは、湧き上がる不安を隠しながら画面を覗いた。

『今夜8時、夜間受付まで。副島』

たった一行の何気ない文章なのに、胃がむかつき吐き気が襲う。
いよいよ来たんだ……

「どうしたの有里?! おでこが汗でビッショリよ」

「……ごめん、お母さん。わたしちょっと、用事が出来ちゃった。食事はまた今度ということで……今から友達のところに行ってくるね」

心配そうにする母にわたしが出来ることは、咄嗟に思い付いた嘘でごまかすことだけ……

お母さん、嘘を付いて本当にごめんなさい。
それと、有里は今日から悪い子になります。
……これも一緒に許してね。

 

200-40pix

mitinohosi

レメバナー21

shintsuyamilk2

banner_201401221950132f1

banner_20131213230538cb0

banner1

banner_lock

puloto

 
 
 
 

shu01

shu02

shu03

 
kanrinin01
 
toukou
 
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA