ブラとパンティを脱いだ二人の美女が向き合って

 

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第9話
綾音って、おっちょこちょいだったんですね

それからまた1週間が経過して……

ピンポーン♪♪ ピンポーン♪♪

「ヤッホー綾音。うまく、やってるかな?」

いつものように、ショートケーキを手にした美和が綾音を訪ねてきた。
だが今回に限っては、フライト時間が目前に迫っているのだろう。
普段着に合わせたナチュラルメイクとは違う、アイラインの際立ったCA用のメイクが施されていた。

「それで、結果はどんな感じ? 吉貴さんとは深~く愛し合えるようになったかしら?」

「それが……そのぉ……」

リビングに入るなり、目を輝かせて作戦の効果を訊いてくる美和に、綾音が煮え切らない態度で応じた。

「もぉ、じれったいわね。私がアドバイスしてあげたバイブで、エッチしてもらったんでしょ?」

「はい……一度だけですけど……」

「一度って? 綾音はあのバイブを1回しか試さなかったの? もしかして、あのバイブ、気持ちよくなかった? 私、ずっとアレを愛用しているんだけど。可愛らしいし、膣にもピッタリとフィットするしね」

「う~ん、膣にピッタリフィットですよね? あのぉ、ですね。先輩って赤ちゃんを産んだこと……ないですよね?」

綾音はショートケーキをお皿に乗せながら、美和に上目遣いの目線を送った。

「当たり前でしょ! でも、そんなことを、どうして訊くのよ?」

「実はですね。先輩にアドバイスしてもらった、このバイブなんですけど」

後輩の言っている意味が分からずにキョトンとする美和を置き去りにして、綾音は寝室に向かうと、プラスチック製のパッケージに収まった例のバイブを持ち出してきた。
それを、テーブルの端っこすれすれに置いた。

「なんなのよ、この巨大バイブは? え~っと『パワー自慢!デカチン君』って……?」

パッケージの印字を棒読みにして、美和の頭上にクエスチョンマークが並んだ。
ピンク色をした物体と綾音の股間を交互に見比べて、頭上のクエスチョンマークの数を次第に増やしていく。

「私がアドバイスしたのは『パワー自慢!デコチン君』よ。『デカ』ではなくて『デコ』の方。これよ、標準ボディだけどエラの処だけ自己主張した可愛い子ちゃん」

「デカチン君ではなくて、デコチン君……ですか。わたしって、聞き間違えてたんですね。あ、はははは」

親子ほど差のある2本のバイブを見比べて、綾音は涙を浮かべて笑った。
普段からバイブを持ち歩いている美和への驚きも忘れて、吉貴のペニスと同型のバイブを寂しく撫で続けている。

「あなたって、しっかりしている様に見えて、意外とおっちょこちょいなのね。それとも吉貴さんとのセックスでオツムの中が満杯なのかな? 
でも、どうだったの『パワー自慢!デカチン君』の使い心地って? こんな太いので膣を掻き回してもらったら、やっぱり感じたでしょ。吉貴さんの前で絶頂できたんでしょ?」

「ま、まあ……そうですけど……」

「だったら良かったじゃない。でも、それだったらどうして使うのを止めちゃったのよ。せっかく買ったバイブが勿体ないじゃない」

相変わらず歯切れの悪い綾音に、首を傾げて両腕を拡げた美和が『分かりませんポーズ』を決める。
そして、テーブルの端で肩身を狭くしている『パワー自慢!デカチン君』に潤んだ目線を送った。

「そうなんです。先輩の言う通りなんですけど、わたし、気付いたんです。綾音がバイブで気持ちよくなったら、吉貴が哀しそうにするって。その……オチ○チンを相手にしてもらえないから」

綾音は、「ふうーっ」とやるせない溜息を吐くと、美和の潤んだ目線を押し退けるように、自分も『パワー自慢!デカチン君』を見つめた。

「そうよねぇ、男って人種は意外とナイーブな心をしているのよねぇ。それで綾音は、バイブを使うのを止めちゃったんだ? でも、それだったらオナニーをこっそりってわけ?」

「……はい。でも仕方ないですから」

「あらら、もう諦めちゃうわけ? これから何十年も夜の営みを続けないといけないのよ、綾音は吉貴さんと。それなのにアナタはずっと、オナニーで性欲を解消するわけ? そんなの夫婦として不健全よ」

「だけど、他に方法なんて……」

綾音はバイブから目を外すと表情を暗くする。
彼女が口にした『不健全』という単語が響いたのか、ケーキに伸び掛けた右手が膝の上に舞い戻っている。

「綾音、落ち込んじゃダメ。方法なら他にも有るんだから」

「もう、有りませんよ。そんなの」

美和は、涙目のまま、ほっぺたを膨らませる綾音をじっと見つめた。
それまでの柔らかかった顔付きを、キュッと引き締めると彼女の腕を掴んだ。

「それが有るのよ、綾音。淡白な男のセックスを一変させる方法が。だから立って。こっちへ来て。ケーキなんか、後で食べればいいから」

「ち、ちょっと先輩。どうしたんです?」

ここがまるで自分のマンションであるかのように、美和は綾音の手を引いて寝室へと向かった。
もちろん、吉貴と綾音の寝室へである。
そして、ドアを閉めると彼女は身に着けた服を脱ぎ始めたのだ。
抗議するのも忘れて唖然とする綾音の前で、セクシーすぎるシースルーの下着姿を露わにする。

「ほら、綾音も脱ぐのよ。女どうしなんだから恥ずかしくないでしょ」

美和はそう言うと、下着にも指を掛けた。
吉貴が眠っていたベッドに見せつけるようにして、ブラジャーを外すとパンティーを足首から引き抜いていた。
まるで機内サービスでもするかのように、全裸のままで優雅なポーズを決めてみせる。

「綾音、ブラとショーツもよ。さ、早く」

「あぁっ、はぁ、はい……」

綾音もまた、美和にせっつかれるようにして、大人っぽいレース仕立てのランジェリーをブラジャー、パンティーの順に肌から引き離していた。
吉貴が不在の寝室にも関わらず、愛される下準備を思わせる可憐な素肌を余すことなく晒していたのだ。

 

 

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