【第11章(6)】
「ああぁっ!」
藍はまた声を漏らした。身体がビクッと硬直した。
「ほら、どう? 気持ちいい?」
「・・・気持ち・・・いいです。」
藍はもうどうなってもいい、と思っていた。いや、もっと自分の知らない快感を欲しがっていた。
「さぁ、次は小道具を使うよ。まずはこれだな。」
高科は洗濯バサミを二つ取り出すと、無造作にレオタードの上から藍の乳首を挟んだ。
「うぅぅっ! い、痛いっ!」
藍の身体がそり返った。その分だけレオタードの張りが増すと、パチンと音を立てて洗濯バサミが外れた。
高科が、飛んだ洗濯バサミを拾い、もう一度乳首を挟んだ。
「ああぁぁっ! い、痛いよぉっ!!」
藍の悲鳴と共に、また洗濯バサミが弾けた。
それを見ていたゆうこが口を出した。
「だめじゃん。小さすぎたかなぁ、せっかくなのに・・」
さちがニヤッと笑うと、ゆうこに言った。
「そんなことないよ。ゆうこ、鋏もってたよね。あれ貸してよ。」
「あっ、そっかぁ!」
ゆうこは自分の手提げ袋の所に飛んで行くと、なかから爪切り鋏を取り出した。
鋏を手に戻ってきたゆうこにさちが手を出すと、吉田が口を挟んだ。
「おい、それ、俺にやらせろよ!」
吉田はゆうこから鋏を奪い取ると、藍の横に座り込んだ。なにをされるのかわからない恐怖に、頭を上げて不安そうに見ている藍の目の前で、藍の浮き出ている乳首を鋏の先で何度か軽く突付いた。
「な、なにするのよ! やめてっ!」
吉田はなにも聞こえないかのように、今度は藍の乳首をレオタードごと挟んだ。
「あっ! いたいっ! や、やめて・・」
藍は恐くなって、じたばたと動き回った。
「おっと、そんなに動くと大事なビーチク、切れちゃうよぉ・・」
吉田は笑いながら、今度はレオタードだけを摘み上げ、ゆっくりと鋏を当てた。
「あっ、あっ! やだ、お願い・・やめてぇぇぇ」
藍は動くのをやめ、吉田の手の動きを脅えた様子で見ている。
しかし、吉田はそのままさらにレオタードの、藍の乳首の部分を摘みあげると、その伸びきった処をパチンと鋏で切ってしまった。
藍の胸に貼り付いたレオタードは、ちょうど乳首の部分に丸い小さな孔が明いていた。
それは藍の乳首より小さな孔だった。しかし締め上げられている乳房に、まるで押し出されるように乳首が覗いたと思うと、すっかり飛び出してしまった。
「ああぁっっ! こんなの、いやぁああぁっっ!!」
藍の乳首は小さな孔に根本をくびられ、まるで苺のように赤く色付いて震えていた。
「うわっ、おもしろいんだぁ!」
ゆうこが大喜びで声をあげた。そして吉田に向かって手をだすと
「こっちはわたしにやらせてっ!!」
そう言って鋏を受け取り、もう一方の乳首の上にも孔を明けてしまった。
この作品は、ひとみの内緒話管理人、イネの十四郎様から投稿していただきました。
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