小説 濡れた指先 ご案内
「また来ちゃった……雅人……」
女はそう寂しげに呟くと、ひとりマンションの屋上に佇んでいた。
そして抜き抜ける秋風と、どこまでも透き通る青空の下、身に着けていた服を一枚一枚脱いでいく。
誰もが羨む肉感的なボディーを余すことなく曝け出して、その女は股を開くと利き腕を下腹部へと滑らせて……
人妻が屋上でストリップ
人妻が屋上で全裸オナニー
【前篇 届かない指先~癒されない心 より抜粋】
カチッ……ファサ……
「ふあぁぁ……」
夫に褒められてちょっぴり自慢の白い肌を晒したまま、突き上げるようなバストを覆うブラジャーも外した。
支えを失った豊満な乳房がプルンプルンと揺れる。
同時に解放的な気分に浸った唇からは、やるせない溜息が洩れた。
主婦という職業を連想させるベージュ色のカップが、取り除いた右手にぶら下げられている。
それを美佳は、軽く折り畳んだジーンズとブラウスの隙間に挟み込んだ。
(ショーツも脱いだ方がいいかな? やっぱり汚れるといけないよね)
残るはブラと同色のベージュのパンティーのみである。
高級感など微塵も感じさせない、伸縮性に富んだ逆三角形の薄布が、豊かに発達した下腹部を覆っている。
美佳はほんの数秒悩んだ後に、右手と左手を腰骨のサイドに当てる。
程よい緊張で伸ばされたウエストのゴムに指を絡めた。
腰を曲げ気味にヒップを後ろに突き出して、滑らかな肌に添わせてパンティーを下ろしていく。
「ふぅっ……なんだか、恥ずかしい……」
口にして、羞恥心が拡散する。
ホンワカと温かい最後の一枚を抜き取って、ブラジャーと重ねてしまい込んだ途端、どうしようもない心細さも感じた。
心地よかった筈の秋風が、手入れの行き届いたアンダーヘアをくすぐったのだ。
ドキドキしていた。胸が? 心が?
無人の屋上で全裸になった美佳は、両手で後ろ髪を掻き上げるようにしてポーズを決めた。
左足を半歩前に進めて、腰を軽くしならせて。
※ この作品は、以下のサイト様でもご覧になれます。
移動は下のバナーからどうぞ。
官能小説 告白体験談 投稿小説
女性が作ったエッチなサイト ましゅまろくらぶ
〓:::〓:::〓:::〓:::〓:::〓:::〓:::〓:::〓:::〓:::〓:::〓:::〓:::〓:::〓:::〓:::〓:::〓:::