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第一章
第二章
第三章
第四章
第五章
第六章
第七章
第八章
第九章
第十章
第十一章
最終章
丸岩は立ち上がり、隣の部屋との堺にある襖をさっと開いた。 見ると、隣の部屋にはすでに豪華な夫婦布団が敷かれており、準備万端と言ったところだ。
枕灯だけが薄っすらと灯り艶めかしく映える。
ありさは一瞬立ちすくんだが、それも束の間、観念したのかゆっくりと寝室に入って行った。
部屋に入ってから脱衣をためらうありさに、丸岩の催促の言葉が飛んだ。
ありさは部屋の隅に行き、衝立ての向うで、しゅるりしゅるりと帯を解き始めた。
「衝立てに隠れたら、脱ぐとこ見えへんがな」
「あぁ・・・そんなん・・・、恥ずかしおすぅ・・・」
丸岩が衝立てを無造作に横に移動させると、ありさは向こう向きで帯と着物を解き、襦袢姿になるところだった。狼狽して、肩をすくめ長襦袢の胸元を両手で押さえている。
そんな仕種がかえって丸岩に刺激を与えてしまったようだ。
丸岩はありさの背後から猛然と襲い掛かり、隠そうとする胸元に手を差し込んで来た。
「ああっ!会長は~ん~、堪忍しておくれやすぅ~!」
画像(ありさ嬢)も 、Shyrock様のご好意によりお預かりしたものです。
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