Simpson様作
第7話 希望へ……水面に咲く花火 より
バーンッ! ヒュルヒュルヒュル……バーン、パァーン!
色鮮やかな光の花が何発も空に浮かんでは消えていく。
わたしはノブくんの手を握り締めて立っていた。
人ごみからちょっと離れた土手の上で、水面に映る花火を見つめながら並んで立っていた。
そして打ち上がる花火の音に紛れさせて囁いた。
「か、佳菜……ノブくんとなら……して……いいよ」
「佳菜……」
お互いギュッと手のひらに力を入れた。
肩と肩をひっつけた。
「ただし、初めてなんだから綺麗なホテルだよ。間違っても、車の中でカー……カーセックスなんてイヤだからね」
尚、Simpson様が管理されているNOVELA de Simpsonでは、
『水面に咲く花火』全7話に15枚の挿絵が掲載されています。
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キュンと胸を焦がしたいアナタ♪
今宵はビターなチョコレイトを片手に、Simpsonわーるどへ♪♪