性奴隷~白い快楽  第7話

 

seido-ti

 

 

 

【第7話】

 

「おはようございます!」

翌日の朝、二人のスタッフは晴れやかな笑顔で出勤した。

「先生!専属決まりましたか?」
「うん。OKよ」
「やったー!最高!」
「……」
「先生、どうしたんですか?浮かない顔して……」
「……」

藍子は、貞操を守りきれなかった悔しさもあったが、それ以上に亀山の愛撫に屈してしまった自分が情けなかった。

「さ、今日も頑張りましょ!今日の予約は?」

2人のスタッフは、不思議そうな眼差しで藍子を見ていた。



3人目の予約客が来店した午後1時を過ぎた時、電話が鳴った。

「毎度ありがとうございます。ヘアーサロン・モダの藤沢です」
「あっ、先生ですか?」
「……」

電話の声は、相川だった。

「あ、はい、相川さん、昨夜はお世話様でした……」
「先ほど社長から電話がありましてね…… おめでとうございます! 先生、これでモダも一流の美容室になりましたね!」
「……」
「社長が先生を褒めていましたよ!」
「えっ?」

(相川は、昨夜の出来事を知っているのだろうか?)

「社長は何と言っておられました?」
「はい、決断の早いとても素晴らしい女性だと言っておられましたよ!」
「……」
「ところで先生、書類に署名捺印をしていただけましたか?」
「あ、はい、もう済ませてあるわよ」
「そうですか!ありがとうございます! じゃあ来週の月曜日お会いできますか?」
「いいわよ、で時間と場所は?」
「先日と同じ場所でいかがですか?」
「……」
「社長は月曜日の午後でしたら時間が空いていると仰っていましたので、2時頃いかがでしょう?」
「えっ、また社長と……?」
「はい、僕がお預かりしてもいいのですが、社長がもう一度先生にお会いしたいと仰られたので……」

藍子の脳裏に昨夜のいかがわしい出来事が鮮明に浮かび上がった。

大成ホテルに向かう車の中で、藍子は思案に暮れていた。

(亀山が自分に会いたいという理由はなんだろう? あれだけ弄んでおきながら、まだ不服だというのか……)

時計の針は、1時50分をさしていた。
繁華街は、幸せそうな家族連れや、楽しそうに笑顔を浮かべるカップルで賑わっていた。

(いくらなんでも、こんな時間には何もしてこないだろう……)

一昨日の亀山との行為が、藍子の脳裏をかすめた。



相川は、先日と同じ席で待っていた。

「先生、ご苦労様です!」
「どういたしまして」
「早速、社長室へ参りましょうか?」
「そうね……」
「先生は社長に気に入られたんですよ! 今日もきっと何かいい事がありますよ、ふふふ……」
「……」

(相川は知っている……)

 藍子は、おもむろにそう思った。

「亀山だ。相川君かね?」

インターホンを鳴らすと、聞き覚えのある太い男の声が聞こえた。

「はい、相川です。モダの藤沢さんをお連れしました」
「そうか、ご苦労さん、君はもういい、帰りたまえ」

「先生、僕はこれで…… じゃあ、頑張って下さい。ふふふ……」

(頑張って下さい……? 一体何を頑張れというのか……)

「失礼します」

藍子は俯きながら部屋に入った。

「やぁ、待っていたぞぉ!」

亀山は、薄ら笑いをしながら藍子の顔を覗き込んだ。

「書類をお持ちしました」

藍子が書類を差し出すと、亀山は分厚い手で書類を受け取った。

「どれどれ、中身を拝見させてもらうよ」

書類に目を通す亀山の顔は、初老とは思えないほど血色が良く、手の甲にまで体毛が及んでいた。

「よし、これでいい。さっ、そこにかけなさい」

「いいえ、今日はこれで失礼します」

藍子は、きっぱりと断った。

「まぁ、そう言うな、君とわしの仲じゃないか……」
「……」
「この間は、君だって楽しかっただろう?」
「い、いいえ、楽しくなんかなかったです」
「楽しくなかっただと? わぁははは~~~」
「何が可笑しいんですか?」
「楽しくないのに逝く筈がないだろう? わぁははは~~~!」
「……」
「君のあそこは、わしのサオが欲しくておねだりしてたんだぞ。そして挿れてやったら自ら腰を振ってた。わぁははは~~~!」
「そ、それは……」
「いいんだ、気にするな、女というのはそういう生き物だ。わぁははは~~~!」
「……」
「君は今まで一度も逝った事がなかったんだろう? また逝かせてやるからこっちに来なさい」

亀山は抵抗する藍子を強引に引き寄せ、ベッドルームに無理やり連れ込んだ。

sei07

この作品は、ましゅまろくらぶ 真理子様から投稿していただきました。
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